気付かずにやっているかも…〇〇への加担

気付かずにやっているかも…〇〇への加担

毎週日曜日は、

NVCを体系立てた

Marshall Rosenbergの言葉から

その叡智をシェアさせて頂いています。

 

本日はこちら↓

 

「私は暴力には反対です。」

 

あなたはこの文に同意しますか?

このブロブをみてくださっている方々の

ほとんどが同意されるのではないかと推測します。

 

では、こちらはどうでしょうか?

 

「暴力をするなんて悪人だ。」

 

もちろん心からそう思う!

そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも実は…

後者の表明をする事は、

あなた自身も暴力に加担していることになるのです。

 

…..真顔真顔真顔真顔真顔

 

「そんなつもりは毛頭ございません。

何のことやらわかりません。」

 

そんな声が聞こえてきそうです。

 

 

批判、ラベル付けと暴力の関係性

 

コロラド大学の心理学部教授であったO. J. Harveyは、

世界各国の文学作品を無作為に取り上げ、

人を批判、ラベル付けする言葉の数と、

暴力の発生数との間に、

高い相関関係があることを発見しました。

 

人が誰かに拳を上げるとき、

言葉で貶めようとするとき、

その人は、

自分が正しくて相手が間違っているという考えから

そういう行為に及びます。

 

巷に溢れる悪者退治のアニメや映画などのみならず、

その昔、道徳の授業や国語の授業でも

『勧善懲悪』を教え込まれた気がします。

 

(つい感染症に目が行きますか?w その左側です。)

 

『良い行いをするように励まし、悪い行いを懲らしめること。』

 

でも、悪い行いって何でしょうか?

 

例えば暴力。

 

Aさんが、Bさんに暴力をふるいました。

でもそれは、Aさんが家族の命を守るためにしたことなんです。

だとしたら、それは悪いことでしょうか?

 

でも、Bさんにも家族がいて、

BさんがAさんの元へ行ったのも、

家族や自分の命を守ろうとしたためでした。

 

ここに悪い行いをした人はいるんでしょうか?

 

Aさんも、Bさんも、

自分の命、家族の命を大切にしたいと望んでいる。

大切な人の安全、安心、心の平穏を望んでいる。

平和を望んでいる。

それだけのはずだったんです。

 

あいつが悪い!

あいつは邪魔者だ!

●●するに違いない!

そんな評価、決めつけ、ラベル付けをし合うことによって

世界には未だ争いで傷つく人が絶えません。

 

一人の人として、

その人のありのままを見て、

その人の大切にしていることに思いを馳せてみる。

 

言葉を操ることのできる人間だからこそ、

黙って相手を決めつけてしまいたくなるのを一歩越えて、

まず相手に寄り添った一言を掛けてみる。

 

そんな事ができる人が一人でも増えたら、

世界はより暖かく平和になるんじゃないかと思うのです。

 

 

姉妹ケンカに見る、〇〇〇を満たす重要性

 

我が家の姉妹R(6才)、M(4才)。

普段はとても仲が良く、

「大人になってもずっと一緒にいようね〜♡」

なんてラブラブ会話が繰り広げられる関係性です。

 

「大親友がいつも家にいて良いね〜。」

ひとりっ子くんだった旦那さんは

とても羨ましいようです。

 

でもこの2人、

1日に1回は取っ組み合いのケンカをします。

「Mちゃん悪い!」

「Rちゃんずるいよ!」

 

批判、決めつけ発言に続き、

キック!パンチ!掴まれたら噛みつきに!

 

まさに、猫のケンカ三毛猫オッドアイ猫ハッ

大抵夕方から夜に発生するこのケンカ。

 

お腹が空いた

眠たくなってきた

ママに甘えたい

やっている事を邪魔された

 

彼女達のエネルギータンクが減っていたり、

大切にしているニーズが満たされない時

要は、ハッピーでない時に起こります。

 

ママ猫である私は、

「2人の安全が大切なのでやめてもらえないかな?

怪我したらとっても悲しいんだけど。」

と毎度のお願い。

 

そして、

「相手が悪いって感じてしまうんだね。」

「怒ってるんだね。取られちゃったのか嫌だったのかな。」

「●ちゃん、集中していたからスペースが必要だったのかもよ?」

などと、

感情を認めつつ、

相手の状況にも思いを馳せてもらうべく声かけをしています。

 

娘達を見ていて、

人はハッピーでないと、カッとなると、

つい相手を批判、評価、ラベル付けしたくなる事がわかります。

 

だからまずは、

・自分のニーズに意識的であり、自分でそれを満たそうとする事

・カッとなった時の落ち着き方をわかっている事

その上で、

・普段から言葉の選び方に意識的である事

 

が大切なんだと感じています。

 

 

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