15 Aug 【76回めの終戦記念日】世界平和のためにも自分に力を取り戻そう
共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。
毎週日曜日は、
NVCを体系立てた
Marshall Rosenbergの言葉から
その叡智をシェアさせて頂いています。
本日はこちら↓
2021.8.15
76回めの終戦記念日ですね。
子供の頃からもう何十回とこの日を迎え、
もう何十年も前から「平和」への祈りを捧げている私ですが、
かつての戦争が、
その時代を生きた人たち、
そしてその時代の直後に生まれた人たちに
どんなインパクトを与えて来たのか、
その事実を真正面から捉え、
心が震えるほどに寄り添えるようになったのは、
恥ずかしながらつい最近のことです。
理由は2つ。
「どうしたらより人生を素晴らしくすることに貢献できるのか」
NVC道を歩み伝えながら
日々その問いと対峙する中で、
「暴力」とは「人を傷つける」とは
ほんの些細な言動のあるなしによるのだ
という事を痛いほど感じるようになった事。
そして、セルフ・リーダーシップ
ソフィアプログラムの学びを経て、
矛盾を抱えたままの自分を
受容する術を身につけたことで、
ようやく人の多面性を受け止め、
その背景に思いを馳せて共感する準備が
整ったから。
「平和」をより真剣に希求し、
その実現に微力ながら貢献したい
と願いながらお届けする本日は、
【自らの行動に責任を取ろうとしないことが、暴力につながる】
事を語っているマーシャルの言葉です。
ナチスドイツで、ユダヤ人を強制収容所へ移送することについて
指揮的役割を果たしたとされるアイヒマン。
自分の行動の責任を認めない言葉を使うことによって、
600万人もの人命が奪われる事となる暴力が
罪悪感なく行われたというのは衝撃的な事です。
【アドルフ・オットー・アイヒマン(Adolf Otto Eichmann)】
因みに、Eichmannの裁判はドキュメンタリー映画になっています。
スペシャリスト ~自覚なき殺戮者~
(原題:Un spécialiste, portrait d’un criminel moderne)
http://mermaidfilms.co.jp/specialist-movie/
——-
今年のNHKの終戦ドラマは、
終戦間近の1945年5月に九州帝大で実際に起きた、
生体解剖事件を原案とした作品でした。
タイトルは、
戦時中に米兵捕虜の実験手術をしたとして
戦後占領軍に逮捕され裁判を受けた
実在した医師をモデルとしたドラマです。
タイトルになった言葉は、
ドラマの中で主人公の医師によって、
戦争だったからしょうがなかった…と、
「お役所言葉」を使うことで
彼の罪悪感を取り除こうとする妻、
罪悪感から逃れようとする仲間内に対して
象徴的に語られていました。
人の命を奪う行為は、
どんな状況下であっても
正当化されてはいけないのだと…。
しかし、こういった暴力性は
何も戦争の時だけに起こるわけではありません。
「上からの指示でした。言われたからやったんです。」
例えば、組織犯罪に加担してしまった人の言い逃れとして、
こういった言葉、ニュースから聞こえてきませんか?
「みんながやってたから、しょうがなかったんだ。」
いじめに加担してしまう子どもからも
聞こえてきそうな声ですよね。
「ねばならない」という言葉の暴力性は、
このように他に対する暴力性を助長するだけではありません。
NVCでは、
自分の心身の健やかさや、大切にしている想いを無視した行動は、
自分に対する暴力だと捉えます。
私たち、特に日本社会で成長した人たちは、
社会生活の中で和を乱さない事をとても大切なこととして教えられます。
そして、
社会のルールや校則など、
誰かの決めた事に盲目的に従うよう指導され、
現行の社会組織が扱いやすい、
「言うことを聞く人間」としての行動が
強化されてきた人が多いでしょう。
「お腹が空いているといまいと給食は残してはならない。」
「決まった靴下を履かないといけない。」
「教室が暑くても根性で耐える。」
例えばそんな生活の中では、
自分に大切なニーズがあるなんて事に
気づくことすら困難だと思うのです。
NVCを学ぶ事で、
人間には皆大切にしているニーズがあると気づき、
さらに、
【自分のニーズも大切にされて良い】という、
今思えば当たり前のような事実に気づいた事は、
私にとって非常に大きな転換点でした。
【自分のニーズを大切にする】
これは、決して
わがままになって良いとか、
自分を甘やかして良いということではなく、
自分の命に責任を持つということだと理解しています。
自分の心身の健やかさ、
誰かと繋がって生きること、
学び成長し続けること、
自分の力を発揮して貢献すること。
常に、こういった
私たちの生命エネルギーを湧き上がらせる
大切な想い=ニーズを満たすために行動を選択する。
その力は誰にでもあるのだと認識し、
自らの感情も含めた自分の命に責任を持ち、
相手のそれも尊重してつながり合う。
一人一人が自分の命に力を取り戻す。
それがNVCの叡智であり、
私は平和の礎になるものだと
考えています。
「自分の命に力を取り戻し、
その内側に平和が作られた時、
周囲にも不思議と平和が現れてきます。」
「そんなものなのかなぁ?」
かつて半信半疑で耳にした言葉。
今は、変化を体感した者として、
実感を持ってお伝えできる事実です。
一人一人が自分に力を取り戻すこと。
まずは、自分のニーズを意識して、
大切に満たそうとすること。
世界平和のためにも、
みなさまどうぞご自愛ください。
自愛が上手く出来なくて….そんなあなたに来てほしい❤️↓
NVC Singapore/Sophia Global Center代表
——–
🕊Observation(感謝する事実):
▷Sophiaのコミュニティがメンバーの安全基地として機能していることに
🕊Needs(満たされたニーズ):
▷繋がり、慈しみ、価値の承認、調和、多様性、目的
🕊Feelings(その事を思った「今」の感情)
▷心に触れた、信頼している、幸せな
🕊Power(その事実に対する自分の貢献)
▷メンバーの心理的安全性を大切に活動している
先日メンバーのチャットスペースで、信頼をベースに、それぞれの本物さを曝け出して、共感と慈愛をもってやりとりしているところを見せてもらい、お腹の底からふわっと胸いっぱいに暖かさと幸せが広がるのを感じました。「こんな場所になればいいな…」と望んでいた事が実現していることへの感謝。みんなのかけがえのない人生物語をシェアしてもらっていることへの感謝。コミュニティの存在があるからこそ、より自分たちらしく生きられる。各々がスッと立ちながらも手をつなぎ合って支え合う。それがSophia Global Centerのコミュニティです。
Thanks for reading ♡
NVCを生きようとすることは、
第三言語を話していこうと決意するようなもの。
NVCを話す人たちとの交流を密にし、
日常的に実践しなくては、
どうしてもPOWER OVERなシステムから生まれた
言葉と意識に引っ張られてしまいます。
「自分を生きる」を叶えたい方にぜひ参加して頂きたい!
日々のメンバーとのつながりや定期的な全体会など
安心安全の場でエネルギーチャージをしながら、
一緒にNVCを生きていきませんか?
基本的には毎月2回目の月曜日 9:30- 11:30(SGT) が定例会。
開催場所は、ZOOMですので、
お時間が許せば全世界からご参加可能です。
参加が叶わない時は、録画で学んでいただけます。
NVC Singaporeにて、
NVC基礎講座、中級講座、ニーズ講座(Shiho担当)を
学んだ方はもちろんのこと、
他の団体や講師から学んだ方でもご参加いただけます。
【コミュニティ費】
$48-/月
【コミュニティ費に含まれるもの】
▶︎月1の定例会の参加
▶︎定例会の動画視聴
▶︎自主練習会への参加
▶︎自主練習会の動画視聴
▶︎満月瞑想会への参加
▶︎Q&A質問セッションへの参加
▶︎Q&A質問セッションの録画視聴
▶︎インナーアクティブカードなど、Sophia Global Centerの扱う商品の割引購入
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