人生最悪のクリスマス?!

 

まだ薄暗いうちにパチっと目を覚まし、

いつもは1人では怖いというリビングへ走って行ったR。

 

「Mちゃん！来てるよ！サンタさんきたよ!!」

 

そんな大興奮でスタートしたクリスマスの朝。

 

ワクワク、ドキドキと共にあり、

イキイキさ、遊び、喜びのニーズが満たされているようでした。

 

そんなRがサンタさんに頼んだのは…

 

第一希望：L.O.L. Pearl surprise

 

 

 

第二希望：L.O.L. Ooh La La Baby 

 

 

あぁ..地球に優しくないプラスチックトイ…。

すぐに飽きてしまいそうなお人形…。

 

はい..批判評価満点で失礼致します…

 

もう実はプレゼントを選ぶ時点で、

ちょっとガッカリしてしまっていた私。

 

だって、地球環境の維持、創造性、成長のニーズが

満たせそうにないな…と感じてしまっていたのです。

 

基本的に発展性や学びがなさそうな玩具を購入することに

どうも抵抗がありまして。

 

このL.O.L.それまで購入してあげたことはないのですが、

娘たちが見ていたYoutube動画によると、

なんというか「高級ガチャガチャ」。

 

中の見えないサプライズおもちゃを

一つずつ開けていくのが楽しいようなのです。

 

第一希望のPearl Surpriseは、

加えてそのサプライズがバスボムのようなものに包まれていて、

水に入れてシュワシュワさせながらワクワクドキドキを楽しめる仕掛け。

 

第二希望のOoh La La Babyは、

そういった楽しみはないものの、バッグや簡単なお化粧道具など、

実用的な楽しみもあるセット。

 

で、クリスマスの朝Rが受け取ったのは…

 

より実用的な第二希望でした。

(いや、第一希望はサンタが手配を始めた時にSG内になかったのですよ…汗)

 

 

そんなRの一方で、

相変わらずLEGOにハマっている長女Mは、

クリスマスも安定のLEGO。

 

今回は太っ腹サンタから、

本人ご希望通りのLONDON BUS！

 

 

大人も胸キュンになるこのモデル。

しかも、7歳のMからすると難しいと思われる、

16+という設定のモデルに挑戦したいと言い出したことへの

応援の気持ち。

 

 

美しさ、楽しさ、遊び、成長、学び、前進、そんなニーズたちが満たされ、

私は朝からMにつきっきりになっていました。

 

その横でRはおもちゃを触りながらも、

終始クリスマス特別放映のテレビを眺めている始末。

 

テレビを消して欲しいと促しても

全く耳を傾けず、

 

「一緒にLEGOする？」

と誘っても、なぜかその日は

“LEGO is boring…” などと気乗りしない様子。

 

そして昼ごろ遂に、

「本当は、shellのが良かったのに…」

“This is the worst Christmas EVER!”

と泣き出したのです。

 

 

「そっかぁ〜Shellが良かったんだね…」

「残念だったね…」

 

彼女のガッカリもわかるなぁ、と

そう声をかけたものの、Rはしばらく泣いてみたり、

これじゃなかったと何度も訴えてみたり。

 

んで、しまいには

「ママに今日おもちゃを買って欲しい」とねだり始めました。

 

 

第２希望であれ彼女が欲しがっていた物だったこと

開けた時には喜んでいたこと

ずっとTVから離れなかったこと

今日またおもちゃを買いに行きたいと言い出したこと

 

そんな諸々から、

 

意識を向ける (感謝の想いに意識を向けられる事）

創造性、遊び、学び (手にしたもので創造的に遊ぼうとする事)

健康、自律性 (いつまでもTVに釘付けだった事)

といった私のニーズは満たされず、

 

加えて、

新しいものを手に入れるという外的な刺激を

最大の喜びにしているのではという危惧もあり、

悲しさ、心配、イライラがやってきたのでした。

 

数週間前からのRのワクワクが、

ガッカリになってしまった事に共感しながらも、

どうしても素直に寄り添えない親心。

 

気を落ち着けて話を聴いても、

買い物に行こうとねだられ再びガッカリする始末。

 

少し距離を取りながら落ち着くのを待ちつつ、

彼女の満たされないニーズに想いを馳せ、

どうしたらそれらを満たす事を手伝えるかを考えました。

 

満たせなかったのは恐らく、

喜び、発見、探求、遊び、聴いてもらう事、理解される事など。

 

そして、彼女がShellがよかった…とこだわるポイントは、

おもちゃを水に入れ、シュワシュワさせながら

中身を想像してワクワクする事。

 

そこまで改めて思い至ると、

 

「長女のLEGOに付き合ってばかりで、午前中一緒に遊んであげていなかったな。」

 

「届いたおもちゃにあまり関心を持ってあげなかったな。」

 

「どんな楽しいことができるか一緒に考えてみようかな。」

 

と、すぐにおもちゃを欲しがるなんて！と諭すのではなく、

今のおもちゃを楽しむためのきっかけを渡してみようという気になってきたのです。

 

そこで早速

フードカラーで色をつけたお水につけて見たり、

そこに泡を加えてみたり。

終わったらボールプールを作ってみたり。

 

みるみるうちに目がキラキラとしてきて、

やりたい！やってみる！とR。

 

結局一番大切だったのは、

「ママや姉が興味を持って一緒に遊んでくれること。」

だったのかもしれないな、と。

LEGOゾッコンになり過ぎた午前中を反省したのでした。

 

その後はすっかり新しいおもちゃへの愛情が芽生え、

一緒に写真撮って〜♡と自らベランダで何枚もポーズを(笑)

 

 

あ〜すぐに捨て子になるところだったわ、このベビー。

育児放棄は免れました。めでたしめでたし！