
10 Jan 24時間365日 常に共感的でいるなんて無理ですわ。
共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。
毎週日曜日は、
NVCを体系立てた
Marshall Rosenbergの言葉から
その叡智をシェアさせて頂いています。
本日はこちら↓
この半年ほど、5歳の次女Rとの関わりについて
頭を悩ませることの多い私。
現在のお悩みはこちら:
・食事の時にこぼす、汚すなどマナーが改善されない。
・自分の意の通りにならない事に、暴力性を感じる言葉や態度を取る事が増えた。
こんなことを書くと、
あれ、NVCって効果がないんですか?
って話になってしまうでしょうか…と
多少心配しながら書いております。(笑)
実は、現在家以外の環境が、
年上の子の刺激を常に受けながら、
大人にじっくり見てもらう/聴いてもらう機会の少ない
少々懲罰的な環境でして
(それも理解しながら、利点が多いので通わせています…。)、
やはり幼い子供たちにとって、
信頼できるケアギバーが(完璧でなくとも)共感的に関わろうとしてくれる事、
子供たちの荒削りなコミュニケーションをフォローする大人がいる環境は、
非常に大切だと実感している私です。
家でのケアだけでは太刀打ちしきれないのでは?と
不安になる事があるほど、
幼い子に対する環境の影響力を実感しています。
「幼い子」と書いているのは、
同じ環境にいても、7歳長女は自分の考えを持ち、
それを守り、流される様子がないからです。
もしかすると、年齢だけでなく性格的なところや
学習レベルも大いに影響しているかもしれませんが…。
本日は、主にそんなRとの関わりが引き金で
共感酸素ゼロになった時のお話と、
書き終えて降ってきた大切な気づきについてです。
その日は、旦那さんが夕食不要の日。
そんな時、我が家ではよく【ムービーナイト】をします。
TVでオンデマンドの映画をポチして、
鑑賞しながら夕食を食べる特別な事ができる日です。
(先日観たばかりなのに、またこれが観たいらしい..)
その日も帰宅してすぐにRが、
「ママ!今日ムービーナイトしていい❤︎?」
「よ〜し、じゃぁムービーナイトできるように、
先に宿題終わらせちゃおう〜!!」(ご褒美ですがねw)
「やった〜♬」
最近手間取ることの多い宿題タイムなのに、
ここ最近珍しく、2人とも調子良くスタートしたのです。
わたしの脳内トーク:
<わーい!調子良くスタートしたぞ!映画があるからこれは早く終わるな!(勝手な期待)>
さて、始まって程なくして…
次女R
「わかんな〜い。。」「もうやらな〜い。。」
「そうかぁ〜、簡単にできそうな英語を先にやる?」
「やだ〜〜〜」
そして子供部屋へと消えていくR。
わたしの脳内トーク:
<あんなに調子良く始まったのに…またこのパターンに入ってしまった…さて今日はどう声をかけようか…(若干の焦り、まだ冷静。)>
集中して頑張っていた長女も、しばらくして席を立ち休憩に。
楽しい時間はすぐに過ぎるもので、
宿題をしていた時間の数倍の時間があっという間に過ぎ…
「今日は映画見るの諦めたのかな~?」と、
努めて明るい声で声をかけつつ子供部屋を覗くと…
(写真はイメージ図です)
わたしの脳内トーク:
<ヒョエ〜〜〜!!!な、なんてことを!!!2日目に綺麗に収納したクローゼットの中身を、Rが取り出して部屋に散乱させている!!そんなことしてないで宿題するんじゃなかったの!映画見たいんじゃないのか?!(もはや評価混ざりの観察)>
実際、散らかってたのは昔の連絡帳などで、
それを懐かしそうに熱心に眺めていたR。
余裕のある今振り返ると、それ自体微笑ましい行為に思えるし、
片付けも寝る前までにできればそれでいい訳だし、
何も取り乱すことなかったように思うのですが…。
そう、その日の私はちょっと【どんよりモード】だったのです。
もうすぐ生理が近そうなお腹の重たさ、
恐らくホルモンバランスも揺れていて【どんよりモード】だった木曜日。
加えて、ムービーナイトが設定された事によって、
宿題タイム短縮への大きな期待と、
それに伴い母業からの解放感を通常より早めに味わい、
自分の時間が持てる事への期待を抱いていました。
これまでの経験に基づいているものの、
期待が生じた時点でその後の
「今晩のあるべきストーリー」が自分の中に生まれていたのだと思うのです。
次々と、その「あるべきストーリー」が崩れていく事で、
さらにわたしの中のスペースが削られていきました。
結局その後も、何度か宿題へのリマインドをするも効果なし。
映画なしの夕食タイムとなりました。
しかもママがなんだか暗い食卓。(今考えると娘たちがかわいそうw)
(いや、こんなに不吉な感じではないですが…)
夕食までに終わるはずだった宿題もそのまま、
子供部屋の散らかり具合にも心が沈み…とがっかりしながらの夕食。
ここでRがいつもに増して
ご飯をこぼすこぼすこぼす!!(3回書いちゃう!)
わたしの脳内トーク:
<何度言ってもダメだなぁ〜。だらしないなぁ…気持ち悪くないのか!?何で直らないんだ?もう、どうしたらいいかもう分からないな…。Mはこんな事なかったのになぁ〜。(もう批判評価の嵐)>
「ハァ〜〜〜Rちゃん〜〜〜!」と深いため息を伴い、
向かいのRの席に行くと、
なんと床にまでもご飯が落ちている。
「ちょっ…!もう〜お願いだからさ…何とかなりませんかね〜」
もう口から出そうな言葉は、教育しようとする言葉ばかり。
怒ると言うよりはガッカリで、どんより…という感じ。
とてもじゃないけれど共感なんて無理。
スペースが生まれるまで、
不本意な事を言わないように静かにする選択をしました。
そう、状況にいつも共感なんて無理なんです!
無理でいいんです!
だって….
(いつかも貼ったこちらをまた。画像はお借りしています。)
「今は無理!!共感対応できません!」
そう感じたら無理をせず、深呼吸をして自己共感を試みたり、
その場から離れる必要があれば離れたり、
自分のスペースを広げるための時間と方策を取りましょう。
暗い食卓にたまりかねたのか、
長女が「何かハッピーになる話をしようよ!
みんなどうしたの?ママ怒ってるの?」と切り出し、
素直に話をするきっかけをくれました。
穏やかなトーンでその一言が投げかけられただけですが、
気にかけてもらう事、
見てもらう事、
そんなニーズが満たされて
ググッとスペースが押し広げられる感覚。
共感するための、共感酸素をもらいました。
広がったスペースを頼りに、
MとRを前に、体調のことも含め素直に話し、
現実の共有をしました。
どんよりモードだった事も手伝って、
話しているうちにウルウルとこみ上げてくるものがありました。
特に「困っている」と口にした事が…。
あぁ、私本当に困ってるんだな、と。
いつもと違うママのトーンに、Rも神妙な面持ちで耳を傾け、
その後は彼女のできる限り行動を改めようとする意図が感じられました。
その夜だけ…。笑
と言う事で、私まだ困ってます。
Rの環境を変えようか変えまいか。
でも、冷静に振り返りこのブログを書いた事で気づけた事が1つ。
それは、Rの自尊心は思った以上に
傷ついているかもしれないと言う事。
最近気になっていた、
何でも「だって私はまだ小さいから」で逃げようとするのは、
それで自分の心を一所懸命守ろうとしているんだなと。
家で本当の赤ちゃんのように振る舞うことで、
それを強化しているんだなと。
そう思うと、これまで気になっていた事が、
今異なる印象で見えてきています。
環境を変える前に私ができる事がまだあるかもしれない。
Rの行動が、困った表現ではなく、
「困っている」「悲しい」「つらい」の
表現として見えてきました。
Rは性格上、笑ってごまかす、ひょうきんに振る舞うのが得意。
でも実は、これまでのNVCカードを用いた関わりを考えても、
真剣に話をしようとした時、
心を開いてくれるまで実はMより時間がかかります。
(あれ、なんか自分と似てるな。w)
その事を忘れていました。
どこまでが本当のひょうきんさで、
どこまでが自己防衛なのか。
今週から、ちょっと異なるアプローチでRと関わってみようと思います。
またご報告します!
(書き出した時には全く予想してなかった結びになりました!
そしていつもに増して長くなりました(汗)
最後まで読んでくださった方、本当に有難うございます♡)
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