気づかないうちにしているかも…自分への暴力って?

気づかないうちにしているかも…自分への暴力って?

共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。

 

毎週日曜日は、

NVCを体系立てた

Marshall Rosenbergの言葉から

その叡智をシェアさせて頂いています。

 

本日はこちら↓

 

 

【自らの行動に責任を取ろうとしないことが、暴力につながる】

こと語っている言葉です。

 

マーシャルは、

この問題を語る時、

以下のような話を紹介していました。

 

 

「ねばならない」の暴力性

 

 

 

かつてナチスドイツの戦犯 Adolf Eichmann は、
エルサレムの裁判においてこのような趣旨の証言をしました。

 

「大量殺戮に加担するのは正直簡単でした。
それは私たちが Amtssprache(=bureaucratic language/お役所言葉)  を
使っていたからです。」と

 

このお役所言葉にあたるものが、
「やるしかなかった」
「しょうがなかった」
「指示されたから」

という言葉たちです。

 

 

ナチスドイツで、ユダヤ人を強制収容所へ移送することについて
指揮的役割を果たしたとされるアイヒマン。

 

自分の行動の責任を認めない言葉を使うことによって、
600万人もの人命が奪われる事となる暴力が
罪悪感なく行われたというのは衝撃的な事です。

 


アドルフ・オットー・アイヒマン(Adolf Otto Eichmann)】
 

因みに、Eichmannの裁判はドキュメンタリー映画になっています。
スペシャリスト ~自覚なき殺戮者~
(原題:Un spécialiste, portrait d’un criminel moderne)

http://mermaidfilms.co.jp/specialist-movie/

 

しかし、こういった暴力性は

何も戦争の時だけに起こるわけではありません。

 

「上からの指示でした。言われたからやったんです。」

例えば、組織犯罪に加担してしまった人の言い逃れとして、

こういった言葉、ニュースから聞こえてきませんか?

「みんながやってたから、しょうがなかったんだ。」

いじめに加担してしまう子どもからも

聞こえてきそうな声ですよね。

 

 

自分への暴力

 

 

「ねばならない」という言葉の暴力性は、

このように他に対する暴力性を助長するだけではありません。

 

NVCでは、

自分の心身の健やかさや、大切にしている想いを無視した行動は、

自分に対する暴力だと捉えます。

 

 

私たち、特に日本社会で成長した人たちは、

社会生活の中で和を乱さない事をとても大切なこととして教えられます。

 

そして、

社会のルールや校則など、

誰かの決めた事に盲目的に従うよう指導され、

現行の社会組織が扱いやすい、

「言うことを聞く人間」としての行動が

強化されてきた人が多いでしょう。

 

「お腹が空いているといまいと給食は残してはならない。」

「決まった靴下を履かないといけない。」

「教室が暑くても根性で耐える。」

 

例えばそんな生活の中では、

自分に大切なニーズがあるなんて事に

気づくことすら困難だと思うのです。

 

 

NVCを学ぶ事で、

人間には皆大切にしているニーズがあると気づき、

 

さらに、

【自分のニーズも大切にされて良い】という、

今思えば当たり前のような事実に気づいた事は、

私にとって非常に大きな転換点でした。

 

 

 

選択する力がある

 

 

【自分のニーズを大切にする】

 

これは、決して

わがままになって良いとか、

自分を甘やかして良いということではなく、

自分の命に責任を持つということだと理解しています。

 

自分の心身の健やかさ、

誰かと繋がって生きること、

学び成長し続けること、

自分の力を発揮して貢献すること。

 

常に、こういった

私たちの生命エネルギーを湧き上がらせる

大切な想い=ニーズを満たすために行動を選択する。

 

その力は誰にでもあるのだと認識し、

自らの感情も含めた自分の命に責任を持ち、

相手のそれも尊重してつながり合う。

 

一人一人が自分の命に力を取り戻す。

それがNVCの叡智です。

 

 

 

こんな気づきが訪れます

 

自分のニーズを満たすために、

自分の力で行動を選択している。
 

その自覚があると、

「喜び」から行動することができるようになります。

 

例えば、

「やらなければならない」と思っていた食事の支度も、

家族の健康というニーズを満たすために

自ら手料理を作ることを「選択している」と認識すると、

非常に前向きな意識で動けますよね。

 

今週行っているママ向けニーズ講座では、

これまで「ねばならない」意識でやっていた普段の行動について、

大切にしてるニーズから「選ぶことができる」に言い換えるワークをしてもらいました。

 

そこでのママたちの気づきを一部ご紹介致します。

 

 

  

  • 行動に紐づくニーズを意識することで、
    普段ママとして時間を割いてやっている事が、
    非常に大切な事なんだと気づくことができた
     
  • やる事もやらない事も選択できるんだ
    という事に気づいた
     
  • 家族のためにと無理していた行動、
    無理しなくとも、家族にも別のニーズがあるかもということに気づいた
     
  • 行動する時にイヤな体感があったものが、
    大切なニーズにつながって未来を創造していると考えると
    ちょっと楽しみになってきた
     
  • 自分にとって本当に大切にしたい事は何だろう?
    と考えるきっかけになった

 

 

この他にも様々な気づきを持ち帰っていただけているママ向けニーズ講座。

 

私自身が子どもとの生活の中で、

日々リアルに試行錯誤をしているからこそ

お伝えできる実践的な行動提案を含めつつ、

私がNVC道を歩み出した当初から

「これは人生が変わるな!」と感じた感激ポイントを

特に凝縮してお伝えしています。

 

NVC道を歩み始めてからというもの、

私は確実に以前より心が軽くなり、周囲に笑顔が増え、

自分の本物さにより近づいて生きることができるようになったと感じています。

 

歩んだ先には常に新たな気づきが待っている感覚があり、

この歩みは一生続くものだなと実感していますが、

もう後戻りは頼まれてもしたくありません。笑

 

確実に前より幸せだから。

 

かつて暗闇に光を求めてもがくママの1人だった私から、

現在進行形で悩んでいるママたちへ送る、

「自分と周囲とこんな関係性の作り方もありますよ。

結構(いやものすごく!)オススメなのでご一緒にいかがですか?」

というご提案をしている講座です。

 

 

今月の講座は今日が最終クラス。

来月も開催しようと考えていますので、

気になっている方は、ぜひ公式ラインへご登録くださいませ。

日時詳細が決まりましたらご連絡差し上げます。

 

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講座を通して、そしてこのブログを通して、

どなたかの人生をより素晴らしくする事に貢献できていたら、

心からの喜びです♡

——–

 

Gratitude Practice – 感謝の練習

*詳しい記事はこちら

Observation (感謝する事実):
 講座で皆さんの気づきの時間にご一緒させていただける事

 

Needs (満たされたニーズ):

 貢献、発見、多様性、効果的である事、希望、成長、知ってもらう事、信頼

 

Feelings (その事を思った「今」の感情):

 嬉しい、ワクワク、開かれた気分、あたたかさ、ありのままを受け入れる、

 

Power (その事実に対する自分の貢献):
 必要としてくれる人がいると信じて講座を開いた事

☆ママ向けのニーズ講座を開催中。皆さんそれぞれに、ご自分と深く向かい合い気づきを得てくださっている様子に、感激しながら講座をさせていただきました。まずは1週間、それぞれが決めたアクションプランを実行してみてもらう事にしています。少しでも笑顔の時間が増えていると良いな。講座後もつながっているご縁にも感謝♡

 

 

Thanks for reading ♡

 

 

🦒公式ラインでは、忙しいママの心をホッと楽にする投稿や、クラスのお得情報をお送りしています。

 

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🦒NVC Singapore 創設者 Miki Amrita × BYSTコラボ FBコミュニティ

 

『自分を生きたい女性のためのコミュニティ【SOPHIA】』

週一回の対談ライブやワークショップなどを通して、女性が今の自分を知り、成長していくことをみんなでサポートしていけるコミュニティになることを目指しています。

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