
22 Nov 「褒める」が暴力ってどういう事?
共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。
毎週日曜日は、
NVCを体系立てた
Marshall Rosenbergの言葉から
その叡智をシェアさせて頂いています。
本日はこちら↓
「そんなまさか?!」
【褒める事は、相手を侮辱するのと同じくらい
ネガティブで暴力的な行為である。】
このNVCの考え方を初めて知ったときの、
私の驚きと混乱と言ったら…。
皆さんにもありませんか?
褒められて嬉しい!という感覚。
褒めてやる気を引き出そう!
褒めて子供の自信を育てよう!
など「褒める子育て」もまだ世の中では主流ですよね。
「褒めるのどこが暴力なんだろう?
なんならずっと褒められたいけれど…?
信じられない…。」と思ったのです。
(自分の力を明け渡していた事に気が付く前です…。)
「褒める」が暴力となる理由。
それは、その行為が誰かを評価判断し、
その人をラベル付けする行為だからです。
そこには、力の上下関係が存在しています。
権威のある者が、そうでない者に対して
自身の判断基準に沿って評価する。
相手が自分自身の願いとつながって、
行動する力を奪うことになってしまうのです。
本日の記事は、
(1)「褒める」の暴力性について
もう少し掘り下げてみること、
そして、
(2)「褒められる」事で蓋をされていた、
9歳の女の子のありのままの願いに、
共感リスニングによって気付くことのできた
ママからのシェアをご紹介します。
「嬉しい!」
しかし、
外的動機によってばかり動くようになると、
「本当はどう思っているのか?」
「本当はどんな感情を抱いているのか?」
「身体の反応はどんな感じか?」
誰かを嫌だと思ってしまう気持ちも、
今日は宿題したくないなぁそんな気分も、
自分で決めるってドキドキする、そんな反応も。
ネガティブもポジティブも関係なく、
感じられたことをありのままに認めていく事で、
「自分とつながる力」を取り戻せ、
自分の人生を素晴らしくするために、
内的動機から動けるようになっていくでしょう。
つい先日、
いつもブログを読んでくれている大切なお友達Tちゃんから
こんな報告をしてもらいました。
Tちゃんと娘さんの変化が嬉しく、
胸の内がぽっと温かくなった報告。
許可を得てこちらでご紹介させていただきます。
(ちなみに、くまちゃんの感情/ニーズカードは
Kids Grok カードです。(英語版のみ))
親子で共感リスニングを続けた事によって、
ありのままを開示し合う信頼とつながりが生まれ、
「自分とつながる力」を取り戻した娘さんが、
隠していた自分の想いを正直に表現してくれたのですね。
涙も伴った今回の一件。
娘さんには大きな勇気も必要だったでしょう。
やっと心の荷を下ろせた安心感、
受け止めてもらった嬉しさもあったかもしれません。
Tちゃん、ご報告本当にありがとうございました!
NVCを子供たちと実践する事を広めたい者として、
セルフリーダーシップを育てたい者として、
Tちゃんの実践と、娘さんとの間の変化が心から嬉しく、
今後の活動への暖かいエネルギーを頂いた気分です。
希望、信頼、貢献、前進、変化、気づき、成長、
知る事、理解される事、つながり、美しさのニーズが満たされました♡
さて最後に、
「褒める」のが暴力になりうるなら、
相手の力を尊重した形で気持ちを伝えるにはどうしたら良いの??
そんな疑問に答えて今回は終わりたいと思います。
その答えは、
【相手のしてくれた行為によって、
どのようにこちらの人生が素晴らしくなったのかを伝える】
です。
具体的には、上記で私が記載したような2ステップでOKです。
なので、例えば帰宅後すぐに宿題をやってえらいな〜と感じたら、
「えらいね!」「すごいね!」ではなく、
「ママ、〇〇ちゃんがすぐ宿題やっているのをみて、
すごいな〜って感心してるよ!それに誇らしく思ってる!
それは、ママが大切にしている
『自分から動く事(自発性、自立)』
『新しい事を知る事(学び、発見、知る事)』
『成長』のニーズが満たされたからだよ。
ありがとう!」
例えばこんな風に伝えると良いかもしれません。
親の価値観に沿った行動が取れていると
上から評価して褒めるのではなく、
あくまでも対等な立場で、
子供たちの行為が親をどう元気付けてくれたのかを伝える。
それは翻って、子供たちの生きるエネルギーに
更なる火をつけるパワーになってくれる事でしょう。
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