【ママ的NVC道:ケンカの仲裁にNVC】

【ママ的NVC道:ケンカの仲裁にNVC】

昨晩些細なことで起きた姉妹ゲンカ。
いつも通り放っておいてもすぐに仲良く遊び出す気はしたのですが、私の興味本位で、Feelings/Needsカードを使って話を聞いてみることにしました。
 
まだまだ荒れていた2人でしたが、
「じゃじゃ〜ん、これを使ってママにどんな気持ちなのか聞かせてくださ〜い」と明るい調子でカードを持っていくと、甘えついでに妹の方から近づいてきてくれました。
 
姉はしばらくふてくされていたものの、
妹がどんな気持ちだったのか、どうしてそういう気持ちになったのかを理解していくと徐々に緩んできて、「私もカードやりたい」
と、自ら選びにきてくれました。
 
やっぱり、話を聞いて欲しい、理解して欲しいよね。
 
カードなしで言い分を聞いている時は、途中で相手方から
「いや!でも私は!!!」っと横ヤリが入ってきてしまい、返ってケンカがヒートアップしてしまうことも多かったのですが、次の3つのポイントでカードがとっても役立つと感じました。
 
(1)「カードを選んでいる時は邪魔しないよ」とルールを決めて状況を落ち着かせられること。一人に集中しやすい。
 
(2) 相手がカードを選んでいる様子を見て/聞きながら、その真意をより正確に理解することで、自ら状況を冷静に振り返り内省し始められる。
 
(3) (まだ感情やニーズについての表現/知識が乏しいので)自分では口で説明出来ない、でもそこにある気持ちを表出できることで、より深い落ち着きが生まれる。親も子の真意をより正確に理解してあげることができる。
 
==選んだカード==
<妹>
Feelings: 怒っている・腹が立っている/悲しい・嫌だ・がっかり
Needs: サポート/自分で選べること/聞いてもらう・わかってもらうこと

<姉>
Feelings: びっくりしている/イライラしている
Needs: 他の人をわかってあげること/遊び/仲間・友達/自分で選べること

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☆姉が、妹を理解してあげたかったのに出来なくてイライラしているなんて、正直思いもしていなかったので驚きました。ケンカしている様子からはそんな優しさが隠れているとは思えなかったので。
相手に怒っているだけではなく、出来ない自分にイライラして怒ってしまっている場合もあるんだね、と。親として、大きな大きな気づきでした。