空気を読む子にしてあげたい事

空気を読む子にしてあげたい事

共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。

 

毎週日曜日は、

NVCを体系立てた

Marshall Rosenbergの言葉から

その叡智をシェアさせて頂いています。

 

本日はこちら↓

 

「共感すると相手の痛みを楽しむ事ができるようになる」と言うこのquoteを見た時、

「ん??『相手の痛みを楽しむ』って共感とは似ても似つかない気がするぞ?」とかなり謎でした。

SMのS的な?!…そんな訳ないなと。(笑)

 

長らく??が湧いていたこちらのquoteについて、

先日娘に共感対応をした結果、腑に落ちる気づきがありました。

 

共感対応したのは我が家の次女。彼女はいわゆる「空気が読める子」です。

空気を読むのが得意な子、なんでも笑顔でごまかす子にありがちな事。

それは、【自分の感情に蓋をしてしまいがち】という事です。

 

感情に蓋をすると、いつしか消えて無くなるかと思いきや、

残念ながらそれは心の澱として段々と溜まり、

心身へネガティブな影響を及ぼす事になります。

慢性的な病気の原因が、蓋をし続けた感情にあるという説もあるようです。

 

 

今回は、

 

(1) 感情に蓋をしがちな子への対応方法 – 次女への共感経験から

 

そして、そのプロセスで私が理解した

 

(2) 「共感すると相手の痛みを楽しむ事ができるようになる」とは

 

について記載します。

 

書き始めたら物凄い長文になってしまったので、今回は2本立てです。

(1)を本日、(2)は明日掲載します。それではどうぞ。

 

 

感情に蓋をしがちな子への対応方法 – 次女への共感経験から

 

 

< 次女の人となり >

 

 

我が家の次女R(5歳)は、いつも陽気なムードメーカー。

最近の流行りは、トイレから出てきたパパをソファや子ども部屋に隠れて”Boo!!”と脅かす事。

 

たまに「うわぁーっ!」とパパがリアルに驚くと、

小躍りして「ウヒヒヒ! シシシっ!」とまるで漫画のキャラのよう(笑)

 

とてつもなく可愛い😍(親バカ万歳w)

 

そんなサービス精神旺盛で、気を回すのが得意な彼女。

2歳の時から出かけに「雨降りそうだよ!かしゃ!」「パパバッグどーじょー」と、

大人がびっくりするほど気が利く。

 

つい先日も、ここシンガポールはマスク着用が義務なのに

すっかり忘れて出かけようとした私に、「ママっ!!マスク!」

ホントナイスプレー。救われました♡

 

本に没頭している時以外は、空気を読んだり、

他人の気持ちを察するのがとても上手く、そこでみんなが笑顔になったり、

自分が可愛がられたりするように振る舞うのが天才的に上手い。

 

一方で、いつまでも食べこぼすし、食事中座ってられないし、

自分がイヤだ、面倒だ、と思えば聞こえないふりやら、笑ってごまかすやら、奔放な振舞いも多い人です。

 

…とNVCらしからぬ分析、評価満載で失礼します。。(笑)

 

 

そんな彼女が、しまっていた感情を下ろしてシクシク涙を流した夜がありました。

そして私も一緒にホロホロと涙。

 

次女の見た悪夢

 

 

それは次女が珍しく夜泣きした翌日の出来事。

寝る前に、突然ニコニコ顔でこんな報告。

 

R「Rちゃん昨日怖い夢みたんだよー。リビングの方からfireがでてきたの。」

(インターに行き始めてから日英ちゃんぽん (T T))

 

私「火が出たの?! え〜それは怖かったね〜。だから昨日泣いちゃったんだね。」

 

と軽く受け止めたら、またすぐニコニコ別の話を始めた。

 

【何か引っかかるな。。。】

 

どうして引っかかったのか…

 

それは、私も丁度次女の年齢の時、幼稚園の消防署見学に行った夜に自宅が火事になる夢を観た事があり、そのときの恐怖、自分や部屋の様子などを今でも鮮明に思い出せるほどだから。

 

 

(建物がとても素敵なシンガポールの中央消防署)

 

私自身、次女のように空気を読む、相手に合わせる言動が多い子供でした。

両親の声かけスタイルは、その当時の親に多かったであろう、

「泣かないよ」「怒らないよ」「そんなに心配しなくて大丈夫」という「感情」を認めずに諭すものばかり。

 

当然その影響は小さくなく、大学生以降家を出て「自分」で生きる必要性を感じ始めると、

兎角人間関係構築で悩んだり、「自分の考え」がない事に愕然としたり、

留学面接や社会人生活でも数々のイタイ話が満載です。

結婚しても子育てを始めても、外野の価値観に右往左往しがちで、

「僕は僕だから」と外野の価値観では動かない旦那さんにイライラが募る日々。

(お陰様で自分が変わったらイライラ期脱しました。w)

本当にこの結婚は、私の人生勉強の為に与えられた縁だと実感しています。(笑)

 

…脱線しました。

 

というわけで、感情をちゃんと認めて流してあげないと

その恐怖感を引きずるという事が実感としてわかったのです。

 

【軽く流さない方がいいな】と。

 

 

私「ママもRちゃんと同じくらいの時、お家が火事になる夢を見て

ものすごく怖かったの今でも覚えてるな。」

 

R「え?!本当に?どうして?」

 

詳しく聞きたいというので経験談を話す事に。

かくかくしかじか夢の詳細と、怖くて怖くてママもいっぱい泣いたよ。。

その後もしばらくずっと寝る前が怖くて…といったことを話すと、

 

まだ笑顔を浮かべて、

 

R「でもRちゃん、M(姉)ちゃんの大切なLEGO守ったよ!でもRちゃんはsafeじゃなかった…」

と言いながらみるみるちょっと寂しそうに。

 

私は絶句しました。

自分が助からない夢を観てどれだけの恐怖だっただろうか…心底怖かっただろうに…笑顔で話せる話じゃないはず。

 

母親の私だって想像すらしたくない悲しすぎる夢。

「Rちゃん、ママも悲しくて怖くて泣きそうだよ。」

「それはすごくすごく怖かったよね。。泣きたかったよね。今も心配じゃないかな。」

 

ここでようやくRがウルウルと涙を流し始め、私に顔を埋めて泣き始める事ができました。

親子で一緒に泣きました。

 

 

泣いてしばらく経ってから、

 

「大丈夫、ママが絶対守るからね!それに、ママもお家火事になる夢みたけど、一度も火事にあったことないよ。だから夢見たからって本当になる訳じゃないから!みんなで気をつけて生活したら大丈夫だよ。」

 

その間もシクシク泣き続ける娘。

ホッとしました。彼女が感情を流せた事に。

同時に、いつものヘラヘラの裏でも、感情に蓋をしているかもしれない可能性に、

もっと敏感であろうと心を新たにしました。

 

 

失敗談や辛い経験も語ってあげよう

 

 

目の前の相手に共感しても、なかなか本当の感情を表していないと感じる時は、

ただ共にいる、相手のタイミングを尊重して待ってあげるのが最も大切だと思っています。

 

でも今回の経験で、同じような感情を経験した誰かの話を語ってあげるのも助けになるのかなと感じました。

 

但し、必ず話をする前に【相手に話を聴く意思があるか確認】しましょう。(←これ重要!)

 

経験を語ってあげることで、

「あなたの感情は感じて良いものなんだよ。持ってて良いんだよ。無理して笑顔にならなくて良いんだよ。」

そんなメッセージが送る事ができるなと。

 

特に子供たちにとって、ママやパパの子供の頃の経験を聞くのは嬉しさもあるし、

自分と重ね合わせ易いような気がします。

 

共感力の高い人でありたいと望む人にとって、

自分の失敗談や辛かった経験、その時の感情は本当に宝に変わります。

お子さんに、「ネガティブ感情と共にある自分も受け入れられる、しなやかさな強さ」を身につけて欲しいのならば、ご自身の格好悪い歴史や過去の失敗談も積極的に語ってあげると良いと思います。

 

「ありのまま」の自分でいる姿を大人が見せてあげられると良いですね。

 

長文お読みいただきありがとうございました♡

明日は「共感すると相手の痛みを”enjoy”する能力が身につく」とはについてお送りします。
(これが今日のQUOTEなのに、まだ触れられていないという…アセアセ 明日をお楽しみに!)

 

 

——–

 

Gratitude Practice – 感謝の練習

*詳しい記事はこちら

Observation (感謝する事実):
 2度目のファスティングチャレンジを仲間と一緒に完了できた

 

Needs (満たされたニーズ):

 仲間、共鳴、高め合う事、サポート、発見
 

Feelings (その事を思った「今」の感情):

 ありがたい、あたたかい、達成感、晴れ晴れした

 

Power (その事実に対する自分の貢献):
 ファスティングすると決めて実行した事
 前回からの仲間、新たな仲間を誘った事

☆1ヶ月ちょっとぶりに人生2度目の一日断食。前回からの仲間に加えて新しい仲間も加わって、無事に完了しました。(今日まで回復食だけど。) 開始前ちょっぴり自信をなくしかけていたのだけど、みんなとのやり取りで気分が上がり、始まってみれば調子良くあっという間に終わった感じでした。
何をするにも、仲間の力は絶大だ♡
一緒にやってくれたみんな、本当にありがとうございました♡

 

Thanks for reading ♡

 

 

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