かつて娘は敵でした

かつて娘は敵でした

共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。

 

毎週日曜日は、

NVCを体系立てた

Marshall Rosenbergの言葉から

その叡智をシェアさせて頂いています。

 

本日はこちら↓

 

シンガポールへ来る前のおよそ1年間、

まだ私がNVCに出会う前。

 

先に旦那さんがこちらに単身赴任していたため

我が家は日本で母子生活でした。

 

朝5時前から起床して、

朝食+夕食の仕込み。

 

都県越境して2カ所の保育園送迎をし、

片道1.5時間の通勤。

 

夕方迎えて帰宅したら、

就寝時間までの2時間ちょっとを

分刻みで過ごす。

 

食事中は、
子どもの相手をしながらも

「あと5分で食べさせないと、

寝る時間が遅くなっちゃう!」

 

布団に入っても、

「明日の朝は、

冷蔵庫のあれを仕込んで…
あ、明日の荷物確認したっけ?

。。。早く寝ないと寝坊しちゃう..」

 

常に先のことを心配し、

今思えば、ずっと心ここにあらず。

 

リラックスなんて言葉は

どこにもない生活でした。

 

 

 

娘の様子

 

 

そんな生活の中、

娘たちがピリピリしない訳がありません。

 

長女は、大規模園への転園と

パパが急に不在になったストレスもあり、

日に日に親の意向とズレた行動が目につくように。

 

妹に手を上げる。

1人でできる事も、何でもやって欲しい。

自分の望みが通らないと大騒ぎ。

なんでも嫌だと言ってみる。

 

一分一秒を無駄にしたくない私にとって、

時に彼女の行動一つ一つが障害に感じられて…

生活のフローを妨害する敵とみなしていたように思います。

 

「お願いだから協力して…」

 

それでも泣き続ける子に、

 

「もうっ泣きたいだけ泣けばいいよ!

でも、明日のことがあるからママは〇〇するからね。」

 

いやはや、今思うと長女が可愛そうすぎます。

辛かったろうに…。

寂しかったろうに…。

 

 

(一番大変だった頃。2人の寝姿を見ながら何度涙した事か…。)

 

 

共感するとどうなるか

 

 

NVCを学んだ今、

当時の状況に対応しようとするとどうなるか。

 

 

 

1. 自分に共感する

人は、自分に共感酸素が足りていないと、

なかなか周囲に共感することはできません。

 

まずは、自分で自分に共感してあげます。

 

(誰かに話を聞いてもらえるならそれもいいですが、

共感作法を知らない人に聞いてもらっても、

往々にして「共感」は得られず、

かえってストレスになる可能性もありますので

お気をつけください。)

 

この時点で、おそらく今の自分だったら、

「助けを求めよう」とか、

「日々の生活においてここは諦めよう」とか、

「今最も大切にしたい事は何か」とか、

 

自分を追い詰めない、

自分の心からの願いを叶える選択を模索すると思います。

 

自己共感しただけで、

 

「私が頑張るしかない!」

「〇〇しないと△△になっちゃう!」

 

という狭い視野から世界が広がっていますね。

だいぶ生きやすい世界です。

 

 

2. 娘と共にある

 

自己共感を経て、娘と共にある準備が整います。

 

娘の行動の裏にある、

彼女が大切にしたかった価値観は何だったのか。

 

想像するにこういったところでしょう。

 

「つながり/愛情/受け入れられる事/安心/安全/触れ合い/サポート」

 

パパが急にいなくなったことの不安感。

 

子ども4人、大人3人の手厚い保育ママの環境から、

お友達のいない大規模園へ放り込まれた怖さ。

 

性格的に自分からお友達を作るのは苦手ゆえ、

日中感じていたであろう大きな疎外感。

 

ママにサポートして欲しいのに、

ママと触れ合って安心したいのに、

忙しい忙しいってカリカリして、

私じゃなくて妹のお世話ばかり。

受け入れられず悲しかったでしょう。

 

 

 

決して娘は、私の敵なんかじゃありませんでした。

 

何らか訴えていることがある事は、

当時の私もわかっていました。

傾聴しようとした事もありました。

 

でも、

 

・自分に共感が足りなければ人に共感する事は難しい。

 

・「みんなその時々に大切にしているニーズ」がある。

 

・自分の望み通りの結果を求めて話を聴いても

(例えば、「話を聞けば自分で歯磨きしてくれるだろう」とか。)

それは共感、傾聴できているとは言えない。

 

こういうことを知らなかったから、

全く娘とつながれなかったのです。

 

娘の想いに十分に寄り添えていたら、

母娘の生活はもっと穏やかで、

笑顔が多かったことでしょう。

あんなに体調を崩す事もなかったでしょう。

 

 

 

共感で見える新しい世界

 

 

振り返って共感して見えてきた世界は、

 

自分1人で家庭を守っている気になって

抱え込えこんでいる自分+泣いている子どもたち

 

 

ではなく、

 

よりあたたかく、

互いの命に寄り添える世界でした。

そこから歩み出せる世界は、とても豊かだと思うのは私だけでしょうか。

 

みなさんが生きたい世界はどんな世界ですか?

それは「共感」の力で創り出せるかもしれません♡

 

 

Gratitude Practice – 感謝の練習

*詳しい記事はこちら

Observation (感謝する事実):
 次女が3ヶ月ぶりに9時前に寝てくれた

 

Needs (満たされたニーズ):

 休息、健康、気楽さ
 

Feelings (その事を思った「今」の感情):

 ほっとする、リラックスした、解放された

 

Power (その事実に対する自分の貢献):
 自分が寝落ちしそうになりながらも、おしりたんていを読み聞かせした

☆サーキットブレーカーという名の
プチロックダウン生活が始まってからというもの、
マスクが嫌だとなかなか外にも出ないので体力が有り余っている姉妹。
次女は特に寝る時間が短く、彼女の身体や脳の発達のためには
もう少し長く寝て欲しいなぁ〜と日頃から願っています。
昨日はご飯を食べてすぐ歯磨き。
お風呂に入らなくてもいいや、と本を読み聞かせしたらコテっといきました!

 

 

Thanks for reading ♡

 

 

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🦒NVC Singapore 創設者 Miki AmritaによるBYST連載コラム

 

『Miki Amritaの水瓶座時代の愛と使命の創り方』

 

【最新 第7回】https://byst.sg/2020/04/01/nvc-miki-7/

 

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