Author: Shiho

昨日はNVCの練習会でした。 既に学んでいるはずのことも、その時々の参加メンバーの体験がNVC的に紐解かれていく様子や、メンバーの気づきから理解が深まったり、みきさんが数多くの引き出しからの知恵(NVCだけじゃない)を交えながら、愛の溢れる共感リスニングをされている様子を間近に見られる、そして共感リスニングしてもらえる、それはもう毎度贅沢で、豊かな学びがあり、癒される時間です。   そんな昨日の練習会で「条件付きの愛」について話すことがありました。 「条件付きの愛」というのは、例えば、 「あなたのこと大好きよ!(わがまま言わないでくれたらね。)」 「あなたの愛してるわ!(私の同意する進路を選んでくれたらね。)」 というものですね。   忙しい毎日、ついつい口にしてしまいませんか? 「言ったこと全然やってくれないじゃない!もうあなたのこと信じられない!」 「わがまま言う〇〇ちゃんなんて嫌い!」   いや、ママとしては、こんな言葉を放ってしまったとしても、 子供を本当に愛しているし大好きなのには変わりないのよ、と思っているかもしれません。 でも、子供の耳に、心にはどう響くでしょうか?   「言われた通りに動かないと怒られる(好きでいてもらえない)」→言われた通りに動こう 「(自分の嫌なことがあっても)ヘソを曲げたら愛してもらえない」→感情に蓋をしよう   もしも、このように子供の胸に刻み込まれたとしたら、 自発的に創造的に、力強く生きられる子が育つでしょうか? 子供たちそれぞれに眠った、親の私たちですら気が付いてない可能性を潰してしまわないでしょうか?   子供たちは各々自分の育ち方を知っていると言われます。(口で説明できると言うことではないです) 娘たちの性格の違いや、得意不得意の違いを目の当たりにして、私もその思いを強くしています。だからこそ、なるべく自由に、自らのセンサーを頼りに、のびのびとしていて欲しいなと望んでいます。(自分のレッスンに来てくれる子たちに対しても同じ思いを抱いています♡)   私たち親も、過去振り返ると多くの失敗や悩みを糧にしてきていますよね。 あの出来事が、人生の大きな贈り物になっていると思う出来事はありませんか?   親とは違う失敗や挫折を経験していくのが子供たちです。 間違っても失敗しても、怒っても泣いても、それでいいんだよ♡というメッセージを送ってあげませんか?   娘たちには、私がそばにいてあげられる間に、 たくさんの感情を経験して たくさん悩んで たくさん挑戦して たくさん失敗して たまに成功して   いつかそばにいられなくなる日が来ても、 1人で道を選び取る勇気と 転んでも立ち上がろうとする強さと 必要なら助けを求められるしなやかさと 助けてもらえるための愛嬌を授けてあげたいと思っています。   だから、これらすべてのベースとなる 自分/周囲と愛を持って繋がれるコミュニケーション法であるNVCに大きな信頼を置いています。 そして、NVCの根底には「無条件の愛/信頼」があると理解しています。   人は皆、瞬間瞬間に各々のニーズを満たすための精一杯行動していると言われます。 それらのニーズが人間にとって普遍的なものであるため、互いのニーズに思いを馳せれば、相手に寄り添うことができるのです。 「ママのこと嫌い!」こんな反抗的な言葉にだって、   「ママ私のことを見て!」(気にかけてほしい/愛してほしい) 「自分で決めたことをしたいよ!」(自主性/認めてほしい/理解してほしい) 「もっと遊びたいよ!」(遊び/探求) こんな多くのメッセージが隠れているのです。愛おしいと思いませんか? <あるママと遊び足りない日、夕食後に公園に遊びに行きたい!でも翌日も幼稚園だし、時間的に今日は難しいからまた明日だね。と言われて大泣きした次女に言われた言葉です。>   そしてこんな時こそ、 「無条件の愛」を子供たちに伝えてあげる大チャンスです 「いーよ、ママのこと嫌いになっても どんなに嫌いになっても、ママは〇〇ちゃんのことだーい好きだから 〇〇ちゃんがどこで何したって、ずーっと味方だから!「好きならないでよ!」って頼まれたって、ずーっとずーっと大好きなんだからね。」 私はこんな感じで伝えています。 すると、どんなにプリプリしていても、デレ〜っと嬉しそうに(笑)大泣きも治まります。 あーかわいい。   皆さんも是非、お子さんからの「ママ嫌い!」が来たらチャンス到来と「無条件の愛」伝えてみてください。失敗を恐れて進めない時も、「失敗しても受け止めてあげる!」と「無条件の愛」を伝えられますよ。 きっと、子供達にとって大きな力になるはずです   Thanks...

今朝、我が家ではちょっとした事件がありました。 先に朝ごはんを終えて、自室で英語の勉強を始めたパパ。 ヨーグルトを自分流にアレンジするの♪と、シリアルバーを崩して混ぜている娘が出す、かちゃかちゃという音が気になったようです。 「うるさいっ!」 と自室から顔も出さずにリビングに向かって叫んできました。 聞いていた私も悲しくなってくるような尖った声で。 特に何も言わず様子を伺っていると、音を静かにしながらも、ヨーグルトを混ぜる手を休めない娘、食べずに、ずーっとかき混ぜて俯いている娘。 そりゃぁ傷つくよな。 「○ちゃん、さっきのパパの言葉を聞いてどう感じた?」 「ママは、とっても悲しくなっちゃった。」 と声をかけると、娘はしくしく泣き始めました。                   パパは、英語のリスニングに集中がしたかっただけなのです。 きっと、食器をおもちゃにして遊んでいるのだと思ったのかもしれません。 でも、娘はただヨーグルトを自分で美味しく変身させたかっただけなのです。「これを崩して混ぜるとハチミツ入れなくても美味しいんだよ♪」とニコニコ得意げに始めたことだったのです。ふざけて食器で遊んでいたわけではないから、私は多少音がしても放っておいたんです。 パパも、ちょっと部屋から出てきて、一生懸命混ぜている姿を見たら、ふざけているのではないことはすぐに分かったと思います。娘の思いを垣間見ることができて、あんなに尖った怖い声で叫ばなかっただろうな、と思います。 <<NVCの基本:...

「学校から帰ってきた後、ダラダラして思うように動いてくれないのよ〜」   こんなママのお悩みよくありますね。 そういうママがどういう行動に出ているかというと、   1.細かく指図型 「宿題しなさいよ〜」「次は〇〇しないといけないじゃないの?!」   2.文句たらたら型 「もー遊んでばっかりいないで!」 「9時までに寝るんだから、ちゃんと時計見てるの?」   こんな感じになっているママ、多いのではないでしょうか? 日々忙しいママの頭の中には、寝るまでのおおよそのスケジュール感があって、 先が見えているから、焦りますよね。   「明日の準備もあるし、また寝る時間が遅くなってしまうわ。」 「翌朝起きられないんじゃ。。」 と、心配になるし、イライラしてくる気持ちわかります。     私がそうでした。     でも、NVCと出会い気がついたんです。 「思うように動いてくれない」という考え方はちょっとおかしいな。 彼女たちは私の操り人形ではないのだから「思うように」動かす対象ではないはずだ。 彼女たちにも感情があり、ニーズがある。それを尊重してあげているだろうか?って。     そもそも、どうして「思うように動いて」欲しかったんだ? それは、私のコントロール欲求を満たすため?秩序や整理整頓のニーズを満たしたいから? じゃぁ娘たちのニーズは何なんだろう?休憩?遊び?気にかけてもらうこと?自分で決めてできること?     子供だって、一人一人私と違う好み、感じ方、考え方をする個人なんだ。 彼女たちがやりたい事、快適な進め方、を尊重してあげたい。 彼女達自身の育とうとする力をもっと信頼してあげたい。 自律するということは、自分で考えて行動できること、その結果もし失敗しても立ち上がってこられること、決して人の言うことを聞いてその通りに動くことではないのだから。     そして、伝え方を変えるようになりました。   1....

今週は、久しぶりに娘達のチアダンスレッスンがありました。 今年から入会できる妹にとっては、初めてのレッスン! 数日前からワクワクそわそわ。。 姉もチアが大好きなので、朝からとっても嬉しそう♪ そんな姉、朝ごはんを食べながら、「ママ、カードやりたい!」 少し前に、 「悲しい/辛い時だけなく、元気な時にもカードしていいんだよ。自分の気持ちを話したいな、と思ったらいつでも使っていいからね。」と話していたからかな。 姉がやったら、自分も!と、妹も当然カード選びをしました。 ====選んだカード==== <姉 5歳9ヶ月> Feelings:...

昨晩些細なことで起きた姉妹ゲンカ。 いつも通り放っておいてもすぐに仲良く遊び出す気はしたのですが、私の興味本位で、Feelings/Needsカードを使って話を聞いてみることにしました。   まだまだ荒れていた2人でしたが、 「じゃじゃ〜ん、これを使ってママにどんな気持ちなのか聞かせてくださ〜い」と明るい調子でカードを持っていくと、甘えついでに妹の方から近づいてきてくれました。   姉はしばらくふてくされていたものの、 妹がどんな気持ちだったのか、どうしてそういう気持ちになったのかを理解していくと徐々に緩んできて、「私もカードやりたい」 と、自ら選びにきてくれました。   やっぱり、話を聞いて欲しい、理解して欲しいよね。   カードなしで言い分を聞いている時は、途中で相手方から 「いや!でも私は!!!」っと横ヤリが入ってきてしまい、返ってケンカがヒートアップしてしまうことも多かったのですが、次の3つのポイントでカードがとっても役立つと感じました。   (1)「カードを選んでいる時は邪魔しないよ」とルールを決めて状況を落ち着かせられること。一人に集中しやすい。   (2)...