力を奪うア〇〇イス していませんか?

力を奪うア〇〇イス していませんか?

共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。

 

毎週日曜日は、

NVCを体系立てた

Marshall Rosenbergの言葉から

その叡智をシェアさせて頂いています。

 

本日はこちら↓

「私の意見を聴いてもらった試しがない!!」

 

悲しみと苦しさと怒りを胸に重く感じながら、

そう言い放ち、親を泣かせてしまったことがあります。

はっきりとタテついたのはそれが最初で最後な気がする…。

時に思春期…ではなく、27,8歳くらい。

遅い遅い反抗期。(苦笑)

今日は、求められないアドバイスや

「大丈夫だよ〜」「大したことないよ〜」など

不安を取り除く言葉がけは、

相手の力を奪うことになり得ますよ…という話です。

それが「相手の幸せを願う」という

意図に基づいていたとしてもです。

 

数年前この学びを経た直後に参加した食事会。

 

意識して観察していたら、

なんと多くの人が

「求められていないアドバイス」

することに慣れているのかと驚きました。

 

自分自身も良かれと思って、

人の話を聴きながら、何か気の利いたアドバイスを…と

思い巡らせていた時があった事を想い出します。

 

という事で、

知らないと誰もがついついやってしまいがちな

「求められていないアドバイス」

 

自律的に動き決断力のある部下を育てたい!

子供の思考力、自己信頼感を高めたい!

そんな想いをお持ちの方は特に必見です。

 

 

目次

ダイヤモンド 一見幸せ…でも
ダイヤモンド 決められない、考えられない大学生
ダイヤモンド 無用なアドバイスによって奪われうるもの
ダイヤモンド 無用なアドバイスによって生じうるもの
ダイヤモンド Power-withを目指そう

 

 

一見幸せ…でも

 

「私の意見を聴いてもらった試しがない!!」

そんな言葉を親に向けて放った私ですが、
決して不幸な家庭で育ったわけではありません。
 

外から見たら穏やかで
本当に理想的な家庭だったと思います。

 

 

3つ上の兄とは特に喧嘩した記憶もないし。

両親が喧嘩したところも見たことがないし。

子供達も品行方正(…見たところw)。

 

母はいつも家にいて、学校から帰宅したら

きれいに整った家には

手作りの焼き立てパンの香りが部屋にたちこめていて。

いや、最高ですね。(笑)

 

「子供には健康で幸せな人生を」

どの時代の親も持つそんな願いと共に

深い愛情を込めて育ててもらいました。

 

でも…。

 

「人生経験の多い大人の言う事を聴いておきなさい。」

「あなたのことは私が一番よくわかってるんだから。」

 

親の意向に沿わない事があると

よくそう言われ、

頼んでもいないアドバイスをもらいました。

 

小さい時はもちろんそれが正しいと思っていたから

疑いもせず従っていたんですね。

 

いつからかそれを

苦しい

悔しい

納得できない

と感じるようになっていました。

 

でも時すでに遅し。

 

従い慣れた私には、

それはおかしいと言っていく力も知恵もなく。

 

どちらかといえば、

あぁまた自分がおかしかったのか…。

自分を責めるようになっていました。

 

 

決められない、考えられない大学生

 

結果、私は大学生になっても自分で決められない人でした。

忘れもしない派遣留学希望者が受ける内部試験。

 

なぜその大学を希望するのかと言う志望理由を問われ…

「親がエリア的に〇〇大学が安心だと言うので〜」

みたいな事を、書いたか言ったかは忘れましたが、

とにかく一度めの試験はそれで落ちました。

 

ど阿呆です。(ジャッカルしちゃいますもやもや)

 

 

(その後二次追加募集に改めて応募し、
イギリスの大学に派遣留学させて頂きました🇬🇧)

 

【20歳過ぎてまだ自己決断できないのか?!】

というより、現実親の意見で決めていたとしても

そうは書かないのが知恵だったりするのだと思うのですが..。(汗)

ホント呆れますよね。

 

決断力不足、思考力不足。

 

 

いや、だって怖かったんです。

自分が良いと感じるもの、

考えるものが信じられなくて。

思考を深めたり、

自分の意見を述べる事に苦手意識を持ち続けていました。

 

常に私を評価する誰かに認められないといけない。

どこかにある正解を述べないといけないと思っていたから。

だから考えると言うよりは、

それらしい正解を探し回り

さも自分の考えのように取り込む日々で。

 

NVC、そしてSOPHIAセルフリーダーシップに出会い、

自分を受け入れ、認められるようになって

ようやく素直な感情や想いを口にする事に

抵抗が薄れてきたように思います。

 

 

無用なアドバイスによって奪われうるもの

 

例えば、

求められていないアドバイスを与える事で

相手から奪ってしまう可能性があるのは

こんなもの。

 

成長を期待する部下、

幸せになって欲しいと願う子供、

大切な友人から、

これらを奪いたいと思いますか?

 

    1. 感じる力
    2. 考える力
    3. 自己信頼力
    4. ニーズを満たす機会

        

  1. 人は、話をしながらまだ表層に出てきていなかった感情に気付いたり、
    「あぁ、〇〇が大切だったんだなぁ。」と
    感情につながるニーズにたどり着いたりします。
    話をしながらより深く深く自分の中に降りていく感じ。

    求めていないアドバイスをされてしまうと、
    素直な感情を抱き続けることも、
    その奥にある感情に出会う機会も奪われてしまいます。

    これを続けていると、
    感情を感じる力そのものが弱くなっていくでしょう。


     

  2. 人は、アウトプットする事で思考を整理したり
    発展させたりしていきます。

    求めていないアドバイスをされる事で、
    十分に思考を深めることができません。

    これを続けていると、
    他の意見に頼るようになり考える力が育ちません。


     

  3. 求めていないアドバイスを聴かされる事で、
    自分の考えや感情を軽視されたように感じたり、
    特に評価者からのアドバイスだと
    自分は「間違っていた」と捉えがちになり、
    自己信頼度が低くなっていきます。


     

  4. 求めていないアドバイスを聴かされる事で、
    例えば
    「聴いてもらう事」「理解される事」
    「感情的な安全性」「自己表現」「つながり」
    などのニーズが満たされないと感じるでしょう。

    人は、ニーズが満たされると
    ポジティブな感情を抱き、
    生きる力となるパワーが湧いてくるもの。

    無用なアドバイスは、
    相手の幸福度を下げる結果となるのです。

 

 

無用なアドバイスによって生じうるもの

 

先ほどとは逆に、

求められていないアドバイスを与える事で

生じる可能性があるものもあります。

生じると言っても、

やはり相手と

「信頼関係を築きたい!」

「安心して心を開いて欲しい!」

そんな願いは叶わなそうな…。
 

 

例えばこちら。
 

    1. 抵抗感/反抗心
    2. 力を明け渡すことに慣れる事(服従)
    3. 自己否定

        

  1. 人の2大ニーズの一つと言われる「自律性」のニーズ。
    求められていないアドバイスを受ける事で、
    そのニーズが阻害され、抵抗感/反抗心が
    生まれる可能性があるでしょう。


     

  2. アドバイスが特に権威者となる人からのものであり、
    そこに他の余地が提示されない場合、
    つい人は従ってしまうもの。
    すると、自分の力を育て、使う事をせず、
    誰かに服従して生きる事に慣れてしまうでしょう。


     

  3. 他者のアドバイスに影響され続けると
    自分の考えや感情を心から信頼することが難しくなり、
    他者、特に権威者のそれと相入れなかった場合
    自己否定しやすくなります。

 

Power-withを目指そう

 

いかがでしょうか?

これだけのネガティブ要因を羅列されると、

今日から気をつけないとな…と思われたでしょうか?

 

「相手を心配するあまり、貢献したいと願うあまり、

つい一所懸命アドバイスをしていたのです。」

 

そんな方もいらっしゃるかもしれません。

恐らく私の親もそうだと思います。

 

でもそれ、ちょっと考えてみてください。

【相手を信頼していない】と思いませんか?

 

自分の方が知恵がある。

自分の方が知っている。

 

そんなPower-overな状況が

見えてきませんか?

相手の力を愛を持って引き出す、

Power-withを目指すのであれば、

どうか、アドバイス前の一言、

「もしかしたら役に立てるかもしれないけど、

聴きたいですか?」

「思い浮かんだ事があるのだけど、

話してもいいですか?」

と言った言葉をお忘れなく!

 

相手が自らの力を持って、

こちらの話を聴くという選択をしてくれてから伝えましょう。

 

大した事ないように見えて、

これ、非常に大きな差があるものです。

ぜひみなさんご自身で体感してみてください。

 

 

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——–

 

Gratitude Practice – 感謝の練習

 

Observation (感謝する事実):
 ブログ読者の方がメッセージで感想や実践状況を教えてくださること。

 

Needs (満たされたニーズ):

  見てもらうこと、知ってもらうこと、つながり、あたたかさ、貢献、発見、気づき

 

Feelings (その事を思った「今」の感情):
  ありがたい、あたたかさ、優しい、心に触れた、喜んでいる、元気を取り戻した

 

Power (その事実に対する自分の貢献):
  1年以上毎週末ブログを書き続けていること。

 

*公式LINEに登録してくださっている読者の方からのメッセージに、いつも元気をもらっています♡見たよ!良いね!ってスタンプを送ってくれる方、我が家ではこんな感じですと実践状況を教えてくださる方。先週はMさんが、「メッセージしていない時も実はこんな風に思ってます…」と知らせてくださった事で、直接届けられていない声や想いもこのブログの向こう側にあって、そこで誰かの感情を動かし、その人を勇気付けることができていたり、逆に応援のエネルギーを投げてもらったりしているんだという事に気づけてしみじみ。本当に有難い事だなぁと改めて思い至りました。3日坊主だった私が、1年以上も書き続けられているのは本当に読者の皆さんのおかげです!!Mさん、気づき、発見、認知のニーズが満たされ喜んでいます!ありがとうございました♡

 

 

*「感謝の練習」について詳しい記事はこちら

 

 

 

Thanks for reading ♡

 

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