
14 Feb 思いやりも論理的思考力も!まずは〇〇力を鍛えよう。
共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。
毎週日曜日は、
NVCを体系立てた
Marshall Rosenbergの言葉から
その叡智をシェアさせて頂いています。
本日はこちら↓
非暴力コミュニケーション(NVC)を構成する
4つの要素のうちの3つである、
「観察」、「感情」、「ニーズ」。
これら3つを常に意識し、
不用意に他者や状況を評価や判断しないことによって、
私たちは、深い思いやりを抱くことが可能になります。
「なんだそんな簡単なことか!」
と思ったそこのあなた。
これが、言うは易し行うは難し。
『インドの哲学者、 J ・クリシュナムルティはかつて、評価をまじえずに観察することは人間の知性として最高のかたちであると述べている。初めてそれを読んだ時の感想は、「ナンセンスそのものだ」だった。理解する前から、すでに評価を下していた。自分以外の人とその行動について観察する際、相手への評価や批判、その他さまざまなかたちの分析を切り離すことは、誰にとっても難しいのである。』 – p.61 「NVC人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版」
中でも哲学者をして【人間の知性の最高のかたち】
とまで言わしめたのが「観察」です。
私自身も、日々修行が必要だと感じています。
そしてきっと、それは死ぬまで続く修行なのだろうな、と。
なぜなら、日頃出会い慣れていない外的刺激に出会った時、
または同じ刺激であっても自分のその時の状態によって、
どのような反応が起きるのか知る由もないからです。
感情は無意識に湧き上がる。身体の反応もまた無意識。
反応した心と身体の状態に飲み込まれることなく、
冷静さを保ち、大きな自己で「観察」を試みる。
修行はこれの繰り返し。
さて、この「観察」の力。
子供達と一緒に修行をすると、子育てに嬉しい効果をもたらします。
それは、Quoteにあったように「思いやり」が育つこと、
そして「論理的思考力」のベースとなることです。
今日は子供との関わりの中で
「観察」の力を磨く方法について記していきます。
幸せな人生に必須な2つの力
なぜ「観察」の力がいるの?
子供と一緒に「観察」の力を伸ばそう
感謝日記
幸せな人生に必須な2つの力
子供達には幸せに生きていって欲しい。
そう願わない親御さんはいらっしゃらないと思います。
人の幸せに特に大きく関与していると言われる2大ニーズ。
それは自律性とつながりのニーズです。
自律性:自分で決めて思う通りに動くこと
(必要となる力)事実と意見を判別し、情報を正しく捉える力
つながり:自分である事を喜んでくれ、寄り添い合える関係性があること
(必要となる力)自他を尊重しながら関わりを築く力
それぞれのニーズを満たすために育てるべきは、
ずばり【論理的思考力】と【思いやり】。
これらは、「観察」する力がベースとなって育つ力です。
なぜ「観察」の力がいるの?
NVCでいう「観察」とは、
評価判断をまじえずに事実のみを捉えること。
よく言われるのは【ビデオカメラに映ることだけを捉えよう】ということです。
例えば、こんな状況。
あなたならどんな言葉が頭をよぎりますか?
「あ〜わかる。。やりがち…。」って思いませんでしたか?
評価判断が含まれていたのはわかりますか?
では、観察してみましょう。
観察できる事実は、これだけです。
NVCではその上で、
それぞれの当事者の感情そしてニーズに想いを馳せ共感していきます。
観察のステップを経ず、
評価判断が含まれた状態で目の前の出来事を捉えていると、
それらが壁となって、
当事者の感情とニーズに思い至ることは難しくなります。
自分の主観と客観的事実を分けて捉えるのが「観察」の力。
それが、【論理的思考力】と【思いやり】の力のベースとなる所以はなぜでしょう?
論理的思考力:
複雑な物事の因果関係を明確に把握したり、
解決策を見出したりするためには、
まず第一に、情報を事実と意見とに判別し、
整理できる力が必要になります。
それが「観察」の力。
思いやり:
他者の身の上や気持ちに配慮しするためには、
自分のそれらを脇に置いておく必要があり、
それは自分の評価判断を混ぜないという「観察」の力にほかなりません。
子供と一緒に「観察」の力を伸ばそう
では最後に、子供との関わり合いの中で
「観察」の力を伸ばす声かけを2つご紹介します。
その前に…。
「我が家の子供たち、
評価判断ワードの応酬なんですが…」という方、
がっかりしたり焦る必要はありません。
子供の発達から見て、幼児〜小学校低学年は、
出来事を捉える時に主観的になるのが普通です。
加えて、先ほどの例でも感じられたと思うのですが、
「観察」は大人であっても難しい事。
なんと言っても【人類最高の知性】ですから!
この記事を読んだ今日から、
以下の声かけヒントを元に、
親子で「観察」の練習を日常生活に溶け込ませていきましょう。
いつもに増して長くなった本日の記事。
お読みいただき本当にありがとうございました♡
「観察」の力を伸ばす声かけ、参考にしていただければ幸いです!
皆さんの親子会話が実り多いものになりますように。
——–
Thanks for reading ♡
☆Sophiaセルフリーダーシップ講座 (Miki Amrita担当) 3月平日クラス特別開講!!オンライン開講のため、世界各国からご参加いただけます。
なんと30ページ超!これを読むだけでも学びになるソフィア・セルフリーダーシップ講座案内はこちらからご請求ください♡
『自分を生きたい女性のためのコミュニティ【SOPHIA】』
週一回の対談ライブやワークショップなどを通して、女性が今の自分を知り、成長していくことをみんなでサポートしていけるコミュニティになることを目指しています。
申請していただくことで入れるプライベートコミュニティです。
ご興味のある方は、ぜひ下記FBページより入会申請(無料)をどうぞ♡
https://www.facebook.com/groups/382348542760402