子どもの大泣き「あっちいけ!」どう対応する?

子どもの大泣き「あっちいけ!」どう対応する?

共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。

 

毎週日曜日は、

NVCを体系立てた

Marshall Rosenbergの言葉から

その叡智をシェアさせて頂いています。

 

本日はこちら↓

 

 

前回に引き続き、今日は8月末開催のオンラインママ講座に

お申し込みいただいた方にお寄せいただいた

お悩みを題材とさせていただきました。

 

 

今回のお悩みはこちら。

 

上差しBさんのお悩み(一部)

毎日子どもがGo Away!!と連発し、それを私も真に受けて、悲しい→怒りになってしまっているので、どうにか平和的に解決したい。

 

 

 

助けになりたいと望んでいるのに、

わかってあげたいと望んでいるのに、

話を聞いてあげたいと望んでいるのに、

その場を効率よく回したいのに、

お子さんから”GO AWAY!”と言われたら

それは悲しいですよね…。

虚しくもなりますよね…。

そこから怒りがムクムクと湧いてくるんですよね。

 

 

実は今回のお悩み、かつて私自身の悩みでもありました。

それをNVCを知る前と知る後、両方で経験しています。
 

 

状況やトリガーはBさんのお子さんと同じではないと想像しますが、

私の経験と失敗談、そしてNVCをベースとした意識と対処法

お役に立てるのではないかと思い、今日はそれらを記載していきます。

 

 

NVCを知る前の経験 & 失敗

 

我が家の場合、「あっちいけ!」になる時は、単なる怒りを通り越し暴れて心身ともに制御が効かなくなっている様子でした。ゆえに、結構な力で殴られる蹴られる…。「ママ痛いよ..。」そんな言葉も耳に届かないほど興奮状態の娘に対処するのは、毎度絶望的な気持ちでした。
 

愛情を確かめたいのか?と抱きしめようとすると「ヤダ〜!あっちいって〜!」と叫ばれ、離れようとしても「ヤダ〜!」と怒る。もう訳がわからずこっちが泣きたい…。

 

NVCを知る前だったので、彼女の言動とその裏を冷静に見る術を知らず、勝手な憶測と思考が巡り、とにかく私は心底恐れていました。

 

  • 当時私は、怒り=悪 だと思っていたので、それだけの怒りを爆発させられる娘を見る事自体が恐かった
  • 人格を豹変させたように見えた事で「この子は二重人格なのか?!」と恐れた
  • 持って生まれた性格だとしたら一生このままなのかもと考え「…我が家では将来家庭内暴力か?!」と不安になった 
  • うちの子に限って暴力なんて…という受け入れ難さ など

 

私自身が、こういった恐れや悲しさからトリガーされ、冷静になるのが難しく、良かれと思って力で押さえつけようとしたり、この方法が通らない事を教えようと無視してみたり、どうしていいか分からずこっちが大声を出してしまったりも。同時にこんな状態にしてしまった事に自責の念を覚えたり。

 

一旦状況が落ち着いても「また暴れて叫ぶんじゃないか」という不安が常にあったのですが、その期待に沿う様に、その時期長女は些細な事で奇声をあげて泣き叫ぶ事が多かったです。お先真っ暗、負のループ。。

一筋の光を求めて心理学や育児系の本を読み漁っていた頃です。

 

 

 

 

 

 

NVCを知った後の意識 & 対処 ベスト3

 

(No.1) 自愛できる子にと望むなら

 

私がNVC道を歩むと決めたのは、その学び始めに、自分自身が蓋をしてきた感情を認め癒された経験がまずあったからです。そこで「全ての感情を受け止められる安心感」を初めて感じ、自分を否定しながら生きて来た苦しさを認める事ができました。そして、怒りたかった、泣きたかった、本当の想いを聴いて欲しかった幼少期の自分と対面したのです。

 

目の前の子どもの感情や親の意に反する言動を、頭ごなしに批判したり無視する事は、その子のありのままを愛さないという事です。「躾(しつけ)」として多くの親がやってしまいがちな事を、実は私もやってしまっていました。世間的な「良い子」としての言動にそぐわなかった時、ただ恐い顔をして見つめ「してはいけない」を教えようとしていた事が。(今思うとゾッとする…。しかも自分もそれが嫌だったのに気づけない恐ろしさ!)

 

こういった条件付きの愛情しかもらえないと、親に認めてもらえる部分だけを<自分のあるべき姿>として受け入れ、実際の自分とのズレを自己嫌悪として捉える様になります。するとありのままの自分を受容する事は難しくなってしまい、自分を大切にする自愛ができなくなります

 

「自愛できる子を育てるためには、どんな感情も認めてあげる必要がある」ということも、対処し難いと感じる現実において冷静さをキープする助けになるのではないでしょうか。

 

 

(No.2)行動調整できない状態を見守る

 

“Go away!!”の時は、おそらく脳神経系が闘争/逃走モードになっていると思われます。その状態で行動変化を促しても残念ながら子どもには対処できません。これは親自身にも言えることです。

 

まず第一に自分の冷静さを保ち、理性脳が働く状態でいられるように気をつけましょう。(無理なら一声かけて、安全が確保できる様であれば、その場を離れて落ち着いてから戻ってきましょう。) そして、見えるところで何もせず「準備ができたらおいで、ここにいるよ」のメッセージを送りながら落ち着くのを待つのも効果的です。
 

なぜそんな状態になってしまったのか、実際のところ親の想像だけでは分からないことも多いものです。子どもの力で落ち着ける。そのうち”Go away!!”と叫ばなくても対処できるようになると信じて待ってあげましょう

 

外出先でそんな悠長に待っていられない!という時の対処はまた講座で。

 

 

(No.3)必ずやって欲しい、落ち着いた後の自己認知&行動修正リクエスト

 

最も直接的長期的に娘たちを助けることになったと感じているのはこちらです。
感情の波が去って「ママ抱っこ~」の甘えモードに戻り、話を聴ける状態になった時に、

必ずこのステップを踏んで共感、対話をします。

        1. どういう気持ちだったの?
        2. どういうニーズがあったの?
        3. ママにはこんなニーズがあったよ
        4. こうしたらわかってあげられたよ
        5. 今度からどうしたい?

 

最近はすっかり暴れることも無くなったのですが、例えば姉妹ケンカの後や、感情が溢れた時には必ず行うようにしています。

聴いてもらえた、理解してもらえた事で娘たちも満足し、親の無条件の愛や感情を感じることの大切さも毎回改めて伝えるので、愛情が一層深まる特別な時間です。

そして自分のニーズも他人のニーズも満たされる事の重要性も忘れずに。
 

 

 

 

8月のレッスン「ニーズ」ってなんだろう?では、ご参加の方に共感体験をしていただく事も大切な一つのテーマです。

以前セミナーでこんなご感想をいただきましたShihoが、全身全霊であなたのお話を聴かせていただきます。

 

 

子どもに共感できるように、まずは私が共感体感をしてみたい。とにかく話を聞いてもらいたい…。そんな方もぜひ、8月のオンラインママ講座にいらしてくださいね。

 

詳細、お申し込みはこちらから🦒
https://peraichi.com/landing_pages/view/hsonline

 

Bさん、いかがでしたでしょうか?
“Go away!!” と言われた時、実は無条件の愛を伝えるチャンスです。
余裕のない時もあるかと思いますが、少し新たな視点を得られ、今後への希望が感じられていたら嬉しいです。
 

読者の皆様のご感想や、こんな悩みはどうしたらいいですか?!そんな声もよかったらメッセージでお寄せくださいませ。

お待ちしております。

 

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Gratitude Practice – 感謝の練習

*詳しい記事はこちら

Observation (感謝する事実):
 昨日のワークショップで新たな発見があった事

 

Needs (満たされたニーズ):

 受容、理解する事、気づき、探究
 

Feelings (その事を思った「今」の感情):

 心に触れた、ありのままを受け入れる、心配

 

Power (その事実に対する自分の貢献):
 読書からの気づきと自分の経験をシェアしたこと 

☆昨日の学びの場では、また自分について新たな発見がありました。
そういう状態である事を受容できた事にお祝いと感謝を。
安心安全の場が何よりの宝だと感じています。

 

 

Thanks for reading ♡

 

 

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🦒NVC Singapore 創設者 Miki AmritaによるBYST連載コラム

 

『Miki Amritaの水瓶座時代の愛と使命の創り方』

 

【最新 第7回】https://byst.sg/2020/04/01/nvc-miki-7/

 

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