子供の幸せを願うのならば、〇〇〇〇しないでください。

子供の幸せを願うのならば、〇〇〇〇しないでください。

共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。

 

毎週日曜日は、

NVCを体系立てた

Marshall Rosenbergの言葉から

その叡智をシェアさせて頂いています。

 

本日はこちら↓

 

私たちは、人の行為を見て、自分の行為を省みて、

「あれがまずかった」

「ここをこうするべきだった」

「あれが原因だな」

そう診断したり、判断したりすることに慣れています。

それによって学習し、行動修正していくことが

成功の秘訣であると教えられてきたのですから当然です。

しかし、人が生まれ持った力を100%引き出して幸せに輝くには、

共感的なつながりが欠かせません。

診断や判断では、反発、怒り、悲しみを生んでしまいます。

 

 

次女R夕方の荒れ模様

 

先週のブログにもつづった次女Rの最近の変化。

 

つい3日ほど前も、夕刻どうもRが落ち着かず、

何だか怒っている様子で姉やパパに八つ当たりをしていました。

 

(あ〜また始まったなぁ。

2,3日落ち着いていたのにどうしたのかなぁ。)

 

「また起こりたくなっちゃったの?」

「何かしたい事があるのかな?」

 

しばらく彼女の感情やニーズを予測して声をかけるも

全く落ちつがず、シャーシャーとお怒り猫ちゃんのように

何らか発散しようとしている様子。

 

問いかけた声が届かない時間が長くなってくると、

ふと頭に思い浮かぶのは、

 

「お腹空いてるのか」

「学校でなんかあったな」

「それにしても乱暴だなぁ」

 

そんなRの今を

評価、判断しているとも取れる言葉たち。

 

つい言葉に出して、子供を諭したい気になるところですが、

それが最も反発を生むのは自分の体験を思い出しても明らかなところ。

 

 

30年前の私の想い

 

それは30年ほど前。

親とデパートに買い物に行ったときのこと。

自分が望んていたものが見つからなかったか、

買って貰えなかったのか、

なんだか面白くなくてプリプリしていたその日。

 

そこで言われた一言がこれ。

 

「お腹空いてるからよ!」

 

そう片付けられて、

なんか悲しいような悔しいような想いに満たされたことを

今でも覚えています。

 

「違う!そんなんじゃない!!!」

 

実際のところ、親の言葉はあながち間違ってもいなくて、

お腹が空いていたから、

イライラしやすい状態だったとは思います。

 

でも、当時の私が聴きたかった言葉は間違いなく、

「見つからなくてがっかりしちゃったよね。」

「〇〇が欲しかったんだね。」

「イライラしちゃうんだね。」

だったのです。

 

「期待が満たされれる事」

「理解される事」

「自分の思い通りにできる事」

「楽しみ」

のニーズが満たされなくて、
それらを嘆きたかったのだから。

 

 

子供の本心を探る時間

 

しばらく興奮状態が続いたので、

Rにニーズカードを見せて、

2人で話をしようと誘いました。

ママを独り占めできるのが嬉しいのか、

スムーズに合意してくれたR。

 

ベッドルームに移るなりカバーにくるまって
「ふぅ〜っ」と深呼吸をしたと思ったら、
自らマインドフルジャーを並べてシャカシャカして眺め。
 

….と思ったら、ピョンピョンとベッドを跳ねてみたり。

 

まだまだ落ち着かない様子ながらも、
カードを見せながら問いかけると応答してくれ、

出てきたカードはこちら。

 

 

<感情>

怒っている

 

<ニーズ>

うまくできること

聞いてもらえること

大切にされる/尊重されること
 

 

うまくできなかった事とは、

どうやらLEGOが思うように作れなかった事だとか。

 

直前にLEGOをやっていたわけではないから不思議に思いながらも、

「そうなんだね〜」「上手にできないとイライラしちゃうよね〜」

と話を聞いていく。

 

時折マインドフルジャーを見つめたりしながら、

次第に落ち着きを取り戻していくR。

 

そんな時に、先ほどまで怒りの矛先にしていた姉とパパが

「もうご飯食べようよ〜」とベッドルームに。

 

途端またRは怒った猫のように「シャーッ!」と向かっていく。
 

(笑…毎度本当に猫マネしてます。)

 

それを見て、

(うーむ、やっぱりご飯食べた方が落ち着くような気がするなあ。)

というのが私の予想。

 

で、ここで気をつけたのが、

「お腹空いてるせいだから!」と決めつけないこと。

彼女が今確かに感じている

ネガティブな感情を無視せずいる事

 

改めて、

「うまくできなくてイライラしちゃったんだね。

お話聞いてもらうことも大切だったんだよね。

ママに聞いてもらいたい事まだあるかな?

Rちゃんはまだ怒りたい気持ちかな?」

と伝えた上で、

 

「人って、お腹空いていたり疲れていると、

いつも怒らなくていられる事にも

怒りたくなっちゃう事があるんだって。

大人も一緒だよ。

 

もしかしたら、Rちゃんのイライラ、

ご飯を食べたら落ち着くかもしれないなぁと思うんだけど、

どう思う??」

 

するとRも納得してくれたので、
夕食タイムにすることに。

 

 —–

 

夕食を食べ始めて10分ほどたった時、

Rが私の耳元に顔を近づけて、急にこしょこしょ話を。

 

「ママ、もう大丈夫になってきた♡」

 

本人が実感した通り、その言葉を境にいつものハッピー元気なRが戻ってきたのでした。

 

 

自分軸を整えるための「ニーズ」

 

様々な経験もあり、先も読める親の立場からすると、

子供の行動の原因を予測して判断評価し、

さっさと先に進めたくなってしまいますよね。

でも、それでは子供に対して、

感情に蓋をする事を教えているようなもの

 

自分の幸せは自分にしか作れません。

そのためには、自分の感情をしっかりと感じられる事、

そしてその裏に隠れた「ニーズ」を

しっかりと捉えられる事が必要になってきます。

 

だから、子供の幸せを願うのならば、

親がその子の状況を評価判断しないほうが賢明です。

その代わり、ありのままの感情を感じるための声かけ、

そしてその裏に隠れた「ニーズ」を認識できるように声かけしてあげましょう。

 

多くの人に馴染みがないであろう「ニーズ」。

これは、生きていくための生命エネルギーとも言える、

誰にでも備わった「生きる上で大切にしたいコト」です。

 

 

   

  自分軸を整えるために、「ニーズ」の知識は不可欠です!
 

 

 

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Gratitude Practice – 感謝の練習

*詳しい記事はこちら

Observation (感謝する事実):
 メロンバーを食べることを楽しみにしていたRが、スイカバーしか残っていない事がわかって大号泣して悲しんでいたこと。

 

Needs (満たされたニーズ):

  本物であること、嘆く、自己表現、元気回復、ニーズを満たす力、イキイキさ、正直さ

 

Feelings (その事を思った「今」の感情):
 愛おしい、ありがたい、穏やかな、喜んでいる、嬉しい

 

Power (その事実に対する自分の貢献):
  ありのままの感情を感じる大切さを常日頃から伝えている事

 

スイカバー/メロンバーがどうしても食べたい!とRの希望で6本入りのアイスを買いました。パパがメロンバーばっかり食べてしまって、Rの分がなくなってしまい….。

遅れて食事を食べ終わって冷凍庫に駆け寄ったR..。「ママ!!」と悲痛な声で呼ばれて振り向くと、駆け寄ってきて、「グリーンの食べようと思ってたのに、グリーンのがなかった~~~」(うぅぇえ~~ん!!嗚咽するほどの大号泣w …か、可愛い♡)

その時のありのままの感情と向き合い、嘆き尽くせている姿に感謝の想いが湧いてきました。

 

 

Thanks for reading ♡

 

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