01 Nov 子供の幸せを願うのならば、〇〇〇〇しないでください。
共感コミュニケーションで幸せになろう!NVC Singapore🦒Shihoです。
毎週日曜日は、
NVCを体系立てた
Marshall Rosenbergの言葉から
その叡智をシェアさせて頂いています。
本日はこちら↓
私たちは、人の行為を見て、自分の行為を省みて、
「あれがまずかった」
「ここをこうするべきだった」
「あれが原因だな」
そう診断したり、判断したりすることに慣れています。
それによって学習し、行動修正していくことが
成功の秘訣であると教えられてきたのですから当然です。
しかし、人が生まれ持った力を100%引き出して幸せに輝くには、
共感的なつながりが欠かせません。
診断や判断では、反発、怒り、悲しみを生んでしまいます。
先週のブログにもつづった次女Rの最近の変化。
つい3日ほど前も、夕刻どうもRが落ち着かず、
何だか怒っている様子で姉やパパに八つ当たりをしていました。
(あ〜また始まったなぁ。
2,3日落ち着いていたのにどうしたのかなぁ。)
「また起こりたくなっちゃったの?」
「何かしたい事があるのかな?」
しばらく彼女の感情やニーズを予測して声をかけるも
全く落ちつがず、シャーシャーとお怒り猫ちゃんのように
何らか発散しようとしている様子。
問いかけた声が届かない時間が長くなってくると、
ふと頭に思い浮かぶのは、
「お腹空いてるのか」
「学校でなんかあったな」
「それにしても乱暴だなぁ」
そんなRの今を
評価、判断しているとも取れる言葉たち。
つい言葉に出して、子供を諭したい気になるところですが、
それが最も反発を生むのは自分の体験を思い出しても明らかなところ。
それは30年ほど前。
親とデパートに買い物に行ったときのこと。
自分が望んていたものが見つからなかったか、
買って貰えなかったのか、
なんだか面白くなくてプリプリしていたその日。
そこで言われた一言がこれ。
「お腹空いてるからよ!」
そう片付けられて、
なんか悲しいような悔しいような想いに満たされたことを
今でも覚えています。
「違う!そんなんじゃない!!!」
実際のところ、親の言葉はあながち間違ってもいなくて、
お腹が空いていたから、
イライラしやすい状態だったとは思います。
でも、当時の私が聴きたかった言葉は間違いなく、
「見つからなくてがっかりしちゃったよね。」
「〇〇が欲しかったんだね。」
「イライラしちゃうんだね。」
だったのです。
「期待が満たされれる事」
「理解される事」
「自分の思い通りにできる事」
「楽しみ」
のニーズが満たされなくて、
それらを嘆きたかったのだから。
しばらく興奮状態が続いたので、
Rにニーズカードを見せて、
2人で話をしようと誘いました。
ママを独り占めできるのが嬉しいのか、
スムーズに合意してくれたR。
ベッドルームに移るなりカバーにくるまって
「ふぅ〜っ」と深呼吸をしたと思ったら、
自らマインドフルジャーを並べてシャカシャカして眺め。
….と思ったら、ピョンピョンとベッドを跳ねてみたり。
まだまだ落ち着かない様子ながらも、
カードを見せながら問いかけると応答してくれ、
出てきたカードはこちら。
うまくできなかった事とは、
どうやらLEGOが思うように作れなかった事だとか。
直前にLEGOをやっていたわけではないから不思議に思いながらも、
「そうなんだね〜」「上手にできないとイライラしちゃうよね〜」
と話を聞いていく。
時折マインドフルジャーを見つめたりしながら、
次第に落ち着きを取り戻していくR。
そんな時に、先ほどまで怒りの矛先にしていた姉とパパが
「もうご飯食べようよ〜」とベッドルームに。
途端またRは怒った猫のように「シャーッ!」と向かっていく。
(笑…毎度本当に猫マネしてます。)
それを見て、
(うーむ、やっぱりご飯食べた方が落ち着くような気がするなあ。)
というのが私の予想。
で、ここで気をつけたのが、
「お腹空いてるせいだから!」と決めつけないこと。
彼女が今確かに感じている
ネガティブな感情を無視せずいる事。
改めて、
「うまくできなくてイライラしちゃったんだね。
お話聞いてもらうことも大切だったんだよね。
ママに聞いてもらいたい事まだあるかな?
Rちゃんはまだ怒りたい気持ちかな?」
と伝えた上で、
「人って、お腹空いていたり疲れていると、
いつも怒らなくていられる事にも
怒りたくなっちゃう事があるんだって。
大人も一緒だよ。
もしかしたら、Rちゃんのイライラ、
ご飯を食べたら落ち着くかもしれないなぁと思うんだけど、
どう思う??」
するとRも納得してくれたので、
夕食タイムにすることに。
—–
夕食を食べ始めて10分ほどたった時、
Rが私の耳元に顔を近づけて、急にこしょこしょ話を。
「ママ、もう大丈夫になってきた♡」
本人が実感した通り、その言葉を境にいつものハッピー元気なRが戻ってきたのでした。
様々な経験もあり、先も読める親の立場からすると、
子供の行動の原因を予測して判断評価し、
さっさと先に進めたくなってしまいますよね。
でも、それでは子供に対して、
感情に蓋をする事を教えているようなもの。
自分の幸せは自分にしか作れません。
そのためには、自分の感情をしっかりと感じられる事、
そしてその裏に隠れた「ニーズ」を
しっかりと捉えられる事が必要になってきます。
だから、子供の幸せを願うのならば、
親がその子の状況を評価判断しないほうが賢明です。
その代わり、ありのままの感情を感じるための声かけ、
そしてその裏に隠れた「ニーズ」を認識できるように声かけしてあげましょう。
多くの人に馴染みがないであろう「ニーズ」。
これは、生きていくための生命エネルギーとも言える、
誰にでも備わった「生きる上で大切にしたいコト」です。
親子の「自分軸」が整う ニーズ講座 (オンライン開催)
11月は、平日開催のみです。
11/18, 25 (水) 日本時間 10:30 – 13:00 (1回2.5hs)X 2
詳細、お申し込みはこちらから🦒
——–
Thanks for reading ♡
『自分を生きたい女性のためのコミュニティ【SOPHIA】』
週一回の対談ライブやワークショップなどを通して、女性が今の自分を知り、成長していくことをみんなでサポートしていけるコミュニティになることを目指しています。
申請していただくことで入れるプライベートコミュニティです。
ご興味のある方は、ぜひ下記FBページより入会申請(無料)をどうぞ♡
https://www.facebook.com/groups/382348542760402